東京都、渋谷-六本木間の24時間運行を10月で中止
猪瀬前東京知事が積極的に推進した、都営バスの24時間運行。2013年12月から渋谷-六本木間で試験的に導入しましたが、約1年という試験運行期間の終了を待たずに、この10月末をもって終了することとなりました。10月31日(11月1日未明)の4往復が最後になります。
その理由は以前にも書いたとおり、利用が低迷したこと。当初は忘年会シーズンだったこともあり、1日平均240人の採算ラインを上回る290人が利用しましたが、すぐ翌月から1日平均60~100人台に低迷するようになりました。夏休み期間中もその数字は変わらず、その後も回復の見込みはありません。試験運行による累積赤字は8月末現在で約270万円です。周辺地域などへの経済波及効果もなかったようです。24時間動いているのは渋谷-六本木間だけなので使いづらかったのです。また、知事がすぐに資金問題で辞任し、後任の舛添現知事が都営バスの24時間運行に批判的だったことも打ち切りの原因として考えられます。
(追記)
最終日の10月31日(11月1日未明)に運行された終夜運転は、ハロウィーンの夜だったこともあり、4往復で512人もの利用がありました。
(参考:朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASG9Y51TCG9YUTIL02J.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/local/tokyo23/news/20140930-OYTNT50054.html、日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXLZO77701680Z20C14A9L71000/、MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140929/lcl14092917530001-n1.htm、東京新聞ホームページ http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014110102000248.html)
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