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「ゆふいんの森」、5両編成に

 博多から由布院を経て別府まで行く人気の観光特急、「ゆふいんの森」。現在はすべて4両編成(2本)で、博多-由布院間を1日2往復、博多-別府間を1日1往復します。

 この「ゆふいんの森」、日本人にも人気なのですが、外国人にはとても人気で、乗客の7割を外国人が占める日があるという、日本の列車とは思えない事態すら起きています。今年は円安が進み、韓国や台湾、タイなどアジアの観光客がさらに増え、予約がとりづらい状態です。JR九州の外国人向け乗り放題切符、「JR九州レールパス」は過去最高の売り上げとなるようです。

 そこでJR九州は、「ゆふいんの森」のうち、新しいほう(キハ72系)を1両増やして5両編成にする方針です。早ければ2015年に増やします。車両が増えるのは新しいほうの編成ができた1999年以来、16年ぶりです。座席数は2編成全体で1割強増えます。

(追記1)
 12月22日、JR九州は、2015年夏に、「ゆふいんの森1号」、「ゆふいんの森2号」、「ゆふいんの森5号」、「ゆふいんの森6号」を5両編成にする予定であることを発表しました。1両追加することで定員は60人増え、フリースペース、展望スペース、化粧スペースを設置します。手荷物置き場として、ラゲージラックを設置します。トイレは2か所設置します。5両編成の一部車両には、バリアフリーに対応した車いす用の昇降装置を設置します。

 また、年末の12月27日からは、すべての「ゆふいんの森」でWi-Fiサービスが使えるようになります。

(追記2)
 追加された車両はキサハ72です。また、5両編成となったことにより、車内サービスを行う客室乗務員も1人増え、4人となります。なお、キサハ72には乗降口がありません。

(追記3)
 「ゆふいんの森」の2014年度の乗車率は81%でした。
(参考:朝日新聞ホームページ(会員登録要) http://digital.asahi.com/articles/ASGBN42H3GBNTIPE011.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASGBN42H3GBNTIPE011、JR九州ホームページ http://www13.jrkyushu.co.jp/newsreleaseweb.nsf/9dd28b8cb8f46cee49256a7d0030d2e6/814146d8298be5dd49257db600266721/$FILE/%E3%80%90%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%B9%E3%80%91%E3%82%86%E3%81%B5%E3%81%84%E3%82%93%E3%81%AE%E6%A3%AE%EF%BC%88%E4%BF%AE%E6%AD%A3%E7%89%88%EF%BC%89.pdf、http://www.jrkyushu.co.jp/trains/yufuinnomori/#plan、鉄道ホビダス http://rail.hobidas.com/rmn/archives/2015/08/jr725.html、「運輸と経済」2016年5月号 一般財団法人運輸調査局)

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