大井川鐵道で「夜行列車客車ツアー」
大井川鐵道は10月18日、旧型客車に乗ってかつての夜行列車の雰囲気を味わう、鉄道ファン向けの鉄道ツアー、「夜行客車列車」ツアーを行います。
客車を引っ張るのはSLではなく、電気機関車。汽笛がホイッスルタイプのE101電気機関車を使用する予定です。オハニ36を含む旧型客車3両を引っ張ります。客車列車のダイヤは行きが新金谷15:55発千頭17:35着(新金谷の列車入線時刻は15:30です)、帰りが千頭18:40発新金谷20:10着となっていますが(その後金谷まで普通電車で移動します)、このツアーの参加者には新金谷-千頭間1日乗り放題のフリーきっぷがつきます(SLに乗る場合はSL急行料金が要ります。また、金谷に行くと切符が回収されてしまいます)。実はこのツアーの受付時間は9:00~15:30(新金谷駅前プラザ・ロコのみ受付を行います)、朝早くから来て大井川鐵道を堪能することができます。
この客車列車は、かつて長崎線を走っていた夜行鈍行、「ながさき」にちなんで、列車番号が421レと420レとなっています。長距離鈍行では途中駅に長時間停車することもあり(「ドカ停」といいます)、この客車列車でも、約25分の停車を行います。客車内では国鉄車両の客車のチャイム、「ハイケンスのセレナーデ」が流れ、行きの駿河徳山駅では昔ならではの発車ベルが鳴ります。一部の客車内の広告スペースには、「いい旅チャレンジ20000km」のポスター(2種類)を掲出します。行きの切符は昔懐かしい手書きの出札補充券、帰りは硬券です。折り返しの千頭駅では、オハニ36の荷物室を公開し、編成写真の撮影も可能です(客車の電源バッテリーの保護のため、車内照明は5分間のみ点灯します)。車内販売もあり、ビール、おつまみ、ジュースなどを購入できます。ここでやってみたいのは、車内の栓抜きを使うこと。瓶に入ったジュースも販売します。このように汽車旅の魅力を高める工夫がなされています。
募集人員は80人、最少催行人員は40人です。完全予約制で、10月1日9:00から電話で予約を開始します。旅行代金は1日乗車券を含む交通費、夕食(地元静岡の名物駅弁、東海軒の特製幕の内)、保険代を含めて大人8500円、子供6500円で、ツアー参加者全員に、積水金属製Nゲージオハ35がプレゼントされます。オハ35は茶色と青がありますが、色の指定はできません。
(参考:大井川鐵道ホームページ http://www.oigawa-railway.co.jp/choice_tour.html#kyuugata)
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