深日-洲本間航路復活か?
かつて大阪府岬町の深日港と淡路島の洲本港の間には、連絡船が運航していました。深日港にはアクセスとして、難波からの直通急行「淡路号」も運行されていました。しかし、この深日-洲本間航路、明石海峡大橋の開通などで1999年に廃止されました。
ところが、この深日-洲本間航路を復活させる動きがあります。岬町が9月22日、2015年秋にも復活されることを明らかにしたのです。関空を利用する旅客が増えているのが原因です。新関空会社によれば、8月の国際線・国内線の旅客合計は187万人で前年同期比6%増、35か月連続で前年同期を上回っています。しかも、今後も観光需要の伸びが期待されます。
岬町は大阪府立大大学院工学研究科の池田教授に委託して、5月から調査を行いました。大阪府内全域から電車とバスを使い、明石海峡大橋を利用する陸上ルート、明石-岩屋間で高速船を利用する海上ルート、そして深日-淡路間航路のうち、どれが選択されるかを調べました。24ノット小型高速船(19トン、旅客定員63人)を導入して深日-洲本間を約35分で結んだ場合、難波以南の乗客が深日-洲本間航路を利用するとみています。1日7往復、片道運賃1000円に設定した場合、年間利用客は往復19万人で、十分な黒字が見込めるという結果が出たのです。
ちょうど2015年は岬町が合併で成立してから60年、そのこともあり、岬町は2015年秋に航路を復活させたいようです。
(追記)
岬町は2016年3月27日に、高速艇を使った試験運航イベントを行います。当日は深日港と洲本港との間を4往復運航し、乗船だけのプランから淡路島での食事や観光をセットにしたプランが用意されています。
(参考:MSN産経ニュース http://sankei.jp.msn.com/region/news/140923/osk14092307030004-n1.htm、岬町ホームページ http://www.town.misaki.osaka.jp/kikakuseisaku/ki_page/ki_page_0247.html)
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