北陸新幹線の利用者は1日2.3万人の見通し
北陸新幹線長野-金沢間の特急料金は国交省に認可申請中ですが、13日にJR東日本、JR西日本そして沿線住民から意見を聞く公聴会が金沢市内で開かれました。新幹線の料金について公聴会を開くのは初めてのことのようです。
北陸新幹線の料金は、すでに御存じのように、JR東日本とJR西日本の境である上越妙高をまたぐと高くなってしまいます。その理由としてJR東日本冨田社長、JR西日本真鍋社長は、2社で共同運行するため1社で完結するのに比べて年間50億円のコストがかかるためと説明しています。両社それぞれ予備編成や輸送指令所を持つ必要があり、乗務員などの人件費や日々のメンテナンス費用なども単独運行時よりも余計にかかります。
この公聴会では、北陸新幹線の利用者見込みについても明らかになりました(以前に書いた記事はこちら。ただし4年以上前の記事なので、食い違いはあります)。料金算定の根拠とするためです。それによれば、北陸新幹線の利用者は1日2.3万人になります。1.5万人は首都圏と北陸とを移動する人で、そのうち5000人は航空機などからのシフトです。このほか、富山-金沢間など首都圏を含まない区間で北陸新幹線を利用する人は8000人と想定されています。現在、東京-富山間のシェアは鉄道:航空=6:4となっていますが、新幹線開業後は9:1となります。4:6の東京-金沢間は新幹線開業によって8:2となります。
(参考:日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXLZO79667140T11C14A1LB0000/、北國新聞ホームページ http://www.hokkoku.co.jp/subpage/E20141113001.htm)
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