熊本のバス会社等のICカードは「くまモンのIC CARD」
熊本市電は西鉄「nimoca」ベースの「でんでんnimoca」を3月に導入しましたが、九州産交バス、産交バス、熊本電気鉄道、熊本バス、熊本都市バスの交通事業者5社はこれには加わらず、以前にも書いたとおり、別のICカードを導入することになりました。
このICカードの正式名称は、「熊本地域振興ICカード」といい、現在の「TO熊カード」の役割を果たすとともに、商店街・商業施設でのお買い物等にも利用することのできる電子マネー機能を併せ持つという特徴を持っています。熊本県内の地域インフラとしての役割をも果たすのです。2015年4月1日にサービスを開始する予定です。
しかしこの堅苦しい名前の「熊本地域振興ICカード」、愛称があります。それはなんと、「くまモンのIC CARD」。「でんでんnimoca」のときは「くまモン」の名前は使えなかったはずなのに、こちらはなぜか「くまモン」の名前を使うことができます。ICカードにもちゃんと「くまモン」が載っています。
九州産交バス、産交バス、熊本電気鉄道、熊本バス、熊本都市バスの路線バス(九州産交の福岡-熊本間高速バスを含みます)、鉄道に乗ることができる「くまモンのIC CARD」には、定期券や1日乗車券、2日乗車券を搭載することができます。学生や高齢者向けの有利なカードもあります。バス等の乗車や買い物をすることによってポイントが付与され、たまったポイントはバス等の乗車や買い物に使えます。なお、「でんでんnimoca」と違い、導入当初は全国での相互利用はできません(2016年3月23日から「Suica」など主要カードでの乗車が可能になります)。2015年8月にならないと、熊本市電にすら乗ることができません。なお、プリペイドカードの「TO熊カード」は当分の間併用できますが、最終的には廃止されます。
(追記)
「TO熊カード」は2015年8月まで発売し、2016年3月まで利用できます。その後5年間は、熊本市交通局や各バス会社で、手数料なしで払い戻しできます。
(参考:九州産交ホームページ http://www.kyusanko.co.jp/sankobus_top/sites/all/themes/SankobusTop/pdf/ic_2014.11.18.pdf、くまにちコム http://kumanichi.com/news/local/main/20141119005.xhtml、https://kumanichi.com/news/local/main/20150615004.xhtml、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2016/02/03/183/)
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