北海道新幹線、札幌市内は地下走行に変更か?
北海道新幹線新函館北斗-札幌間は2035年度末開業予定です。このうち、終点の札幌駅近くは、函館線に沿って高架で走るルートとされています。手稲トンネルを抜けて手稲区西宮の沢付近で地上に出た後、発寒駅付近から函館線の南側に沿って高架を新設し、札幌駅に至ります。
しかし、北海道新幹線の札幌市内を、高架ではなく地下で走行することを検討しているという話があるようです。その理由は、用地買収の困難さと開業時期の前倒し。発寒駅から桑園駅にかけてはJR北海道などの土地で用地確保の見通しが立っていますが、住宅や商業施設が密集する手稲トンネル出口付近や函館線の南側にマンションが点在する桑園駅付近では、用地買収が難しいと考えられています。開業時期が5年前倒しされると、用地買収が早期開業のネックになる危険性もあります。
国交省によれば、地上を走行する場合、高架などの建設費に加えて騒音や雪対策の設備費が膨らむため、費用は高架でも地下でも同程度のようです。地上ではさらに用地買収費用がかかりますので、場合によっては地下のほうが安いということもあり得るようです。今後、事業費や技術的な課題などを調査したうえで、高架か地下どちらにするかを考えます。
(参考:北海道新聞ホームページ http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/570315.html)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 早春の平日にJR東日本1日乗り放題1万円(2023.12.06)
- ひたちなか海浜鉄道は2段階で延伸か?(2023.12.05)
「整備新幹線」カテゴリの記事
- 西九州新幹線は南回り?(2023.11.15)
- 北海道新幹線、バス会社が代替バスの運行は困難と回答(2023.10.29)
- 北海道新幹線の札幌延伸時期、延期へ(2023.10.08)
Comments
旅好きの私としては複雑な気持ちがあります。
トンネルを抜けたらそこは札幌・・・
車内から見える風景、景観も大切にしてほしい思いがあります。
手間はかかるかもしれませんが、シェルター式でも良いので地上駅にしてほしいところです。
Posted by: Soleil | 2014.12.13 07:39 AM
Soleilさん、おはようございます。
* 旅好きの私としては複雑な気持ちがあります。
確かにそれはありますが、地下のほうが条件が良ければやむを得ないのかもしれません。
Posted by: たべちゃん | 2014.12.13 07:50 AM