海老名-寒川間で路線バスの実証運行
海老名市と寒川町は、海老名駅と寒川駅とを結ぶ路線バスの運行をバス事業者に要望してきました。その結果、10月1日から2015年3月31日までの半年間、路線バスの実証運行を行うことになりました。この間の路線は1999年度に廃止されましたが、15年ぶりに復活することになります。
海老名駅と寒川駅を結ぶ路線バス(約11.1キロ)は平日に1日10往復(朝夕の運行が多いようです)、休日に1日6往復(日中に運行)します。相模線の東側を並行して走ります(鉄道からは若干離れているようです)。神奈川中央交通と相鉄バスが共同運行しています。海老名市と寒川町の現行コミュニティバス車両を使い、運賃は180~400円です。交通系ICカードも利用できます。バス停は両端を含めて23か所あり、海老名駅-寒川駅間の所要時間は37分です。実証運行の経費は2390万円、海老名市と寒川町は利用促進策やバス停設置費用のため、それぞれ830万円(神奈川県が半分ずつ補助)を負担します。残りの費用は運賃収入で賄います。
なお、この路線バスの実証運行に伴い、海老名市、寒川町の一部コミュニティバスに休止が生じています。
(追記)
もともと海老名と寒川を結ぶバスの実証実験は2015年3月まででしたが、1年間延長し、2016年3月まで続けることになりました。2015年4月からは本数や運賃は変わりませんが、海老名市内の2か所にバス停を追加しています。住民の要望が多かったところです。
肝心の利用状況については、2015年5月の平日で7.6人、休日は5.9人。採算ラインの目標としている1便平均10人には満たないのですが、平日は徐々に増えているようで、様子を見ている段階のようです。
(参考:寒川町ホームページ http://www.town.samukawa.kanagawa.jp/oshirase/1411717368017.html、神奈川中央交通ホームページ http://www.kanachu.co.jp/dia/news/detail?tbl=3&tid=168、相模鉄道ホームページ http://www.sotetsu.co.jp/bus/info/215.html、カナロコ http://www.kanaloco.jp/article/77705/cms_id/101699、http://www.kanaloco.jp/article/103932)
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