十和田観光電鉄の車両等、鉄道ファンが購入
2012年3月に廃止になった十和田観光電鉄。2両は大井川鐵道に行きましたが、そのほかにも車両などが残っています。しかし、残っている車両などを買う人が現れました。
その人は埼玉県に住む男性会社員、七百駅の歴史を後世に伝えようと活動している「七百レールファンクラブ」のメンバーです。購入するのは電車2両、電気機関車2両、貨車2両の合計6両と、七百駅駅舎、車両の修理を行う検修庫、変電所です(七百駅は車庫や変電所を備えた、車両整備の拠点でした)。金額は非公表です。すでに7700系6両は解体されていますので、今回の売却ですべての車両を処分したことになります。
「七百レールファンクラブ」は2013年5月に地域住民が主体となって発足しました。鉄道文化保存のため七百駅のある六戸町に駅施設や車両の取得を提案していましたが、維持管理費などを理由に取得するか否かを保留していました。しかし、このままでは誰も買う人はなく、施設などが撤去されることになってしまいます。そこで今年になってから男性は購入の意思を示し、十和田観光電鉄との売却の交渉が始まりました。そしてついに8月19日に、売却が決まったのです。
購入した車両をどうするかは未定ですが、将来的には保存及び展示したい考えのようで、地元の会員と活用方法について検討していくようです。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141106-00010002-dtohoku-l02)
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