ジェイアールバス関東、12月16日から「THEアクセス成田」と共同運行
ジェイアールバス関東が東京-成田空港間にリムジンバスを走らせるという話は以前に書きましたが、それが意外に早く実現することになりました。12月16日から運行を開始します。
しかも、ジェイアールバス関東の単独運行ではありません。ビィー・トランセホールディングス(平和交通など)が東京-成田空港間で運行している「THEアクセス成田」と共同運行をするのです。東京駅での乗り場が、これまでの八重洲通り(東京駅から徒歩5分)から、東京駅と直結したJR高速バスターミナル(東京駅から徒歩1分)に変更され、利便性が向上します。乗り場は「THEアクセス成田」専用です。これまで最大の弱点であった、「THEアクセス成田」の知名度のなさ(ライバルの「東京シャトル」の京成バス等に比べると、ビィー・トランセホールディングスの知名度は圧倒的に低いです)は、ジェイアールバス関東との共同運行によってカバーできるでしょう。東京駅の立地もよく(「東京シャトル」の乗り場は、八重洲北口から約200メートル離れたままです)、東京駅までやってきた旅客を引っ張っていく効果があります。
これに合わせてダイヤ改正も行われます。成田空港行きが23本から31本に、反対の東京駅・銀座駅行きが38本から47本に増えます。上下合わせて17本の増便です。運賃は大人1000円で、「Suica」などのICカードも使えます。2015年4月8日に成田にLCC専用ターミナルができると、さらに運行本数を増やす予定です。
新しく車庫もつくります。千葉県多古町の多古台地区に東関東支店をつくります。成田空港の東約6キロのところにつくられ、約7650平方メートルの敷地にバス30台を駐車することができます。女性乗務員も休養することのできる施設や車両整備工場、自動洗車機などを備えます。2015年5月に完成する予定で、閉鎖される八日市場支店(匝瑳市)の代わりに高速バスと路線バスのターミナルとなります。多古町は都心と成田空港を結ぶバスを町内に延伸することを期待しています。多古町は東関東支店の北隣に、バスターミナルをつくります。2015年3月末完成予定です。周囲にはこども園や小学校があり、住宅地の分譲も始まっています。
話は変わりますが、同じ12月16日から、「THEアクセス成田」は銀座駅1:05発、東京駅1:10発、成田空港第2ターミナル2番(北側)3:30着、19番(南側)3:35着の深夜便を運行します。しかし、このバスは女性専用車(未就学男児は乗車可)で、同じ時刻に男性が乗ることのできる便はありません(問題はないのでしょうか?)。運賃は2000円と通常便よりも高いです。
(参考:ジェイアールバス関東ホームページ http://www.jrbuskanto.co.jp/topics/post_369.html、毎日jp(会員登録要) http://mainichi.jp/area/chiba/news/20141120ddlk12020227000c.html、タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/jrbus/、ビィー・トランセホールディングスホームページ http://ameblo.jp/be-transse/)
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