八戸線用ディーゼルカーを公募調達へ
旅行商品の「Tohoku Emotion」を除いて、キハ40形(しかも非冷房車)が走っているJR東日本の八戸線ですが、このたび、取り替えを行うことになりました。
それだけなら大きな話ではないのですが、今回の八戸線の取り替えは、公募によって行います。初めての公募による車両調達手続きの試行です。2017年度から両運転台車両6両、片運転台車両12両の18両を投入し、取り替えます。2015年2月27日18時が申込期限で、すでにJR東日本のホームページに日本語と英語でアップしています。車両全体ではなく、部品だけの提案もできます。選定では価格や品質のほか、補修部品の供給など十分なアフターケアが行われることも重視します。冷房があり、バリアフリーや積雪にも対応し、40年以上使うことを前提としています。2016年春までに発注先企業を決めます。
JR東日本は10月、WTO政府調達協定の対象から外され、海外の企業に門戸を広げないといけないということはありません。これまでJR東日本は国内の車両メーカーに発注してきましたが、今回は海外メーカーを含めて公募を行うことにより、日本国内の企業に限らず、世界中から多くの企業に参加してもらうことをJR東日本は期待しています。また、今回はパンタグラフや地上設備が要らないディーゼルカーの公募ですが、将来は電車や新幹線車両の公募も検討しているようです。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2014/20141123.pdf、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2014/11/28/375/、時事ドットコム http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2014112800551、日本工業新聞ホームページ http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1120141201caap.html、「鉄道ジャーナル」2015年2月号 鉄道ジャーナル社)
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