北陸線にも防風柵
北陸新幹線が開業すれば、「サンダーバード」「しらさぎ」は、新幹線アクセス特急の役目も果たします。東京と大阪を乗り通す人は少ないでしょうが、福井方面へは重要な足となります。しかし、途中の手取川橋梁(美川-小舞子間、約0.9キロ)や梯川橋梁(明峰-小松間、約0.5キロ)では、強風による運転規制が多発しています。これでは、福井からの利用者を新幹線に確実につなぐことはできません。
そこでJR西日本は、この2つの橋梁に防風柵を設置します(海側に設置します)。レール面上高さ2メートルまで設置し、風の遮蔽率は60%です。この防風柵の設置により、強風による運転規制の見直しを行います。これまで秒速25メートル以上なら運転を見合わせていましたが(運転見合わせ区間は手取川橋梁は加賀笠間-寺井間、梯川橋梁は寺井-粟津間)、これが秒速30メートル以上に緩和されます。運転見合わせ時間が減少し、定時性が向上します。同様の対策は湖西線で採られています。2008年から順次防風柵を設置し、運転見合わせ時間を減らす効果が出ていて、さらに強化しています。
防風柵の完成予定時期は2016年6月です。
(参考:JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/press/article/2014/12/page_6529.html、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/news/CK2014120402100020.html)
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