訪日外国人向けにJR西日本と5大私鉄が共通乗車券をつくる?
日本の鉄道に乗りなれていない外国人にとっては、鉄道会社が違うごとに切符を買いなおす必要があり、共通の切符がないのは不便なことです。関西の場合、私鉄同士なら「スルッとKANSAI」以来からのつながりから何とかなっても、JR西日本が絡むと難しくなります。
そこで関西経済連合会は、関西大手私鉄5社とJR西日本などに呼び掛けて、訪日外国人向けの共通乗車券をつくることを検討するようです。2015年1月にも関係者を集めたワーキンググループを立ち上げます。ICカードをベースにし、2016年4月の発売を目指します。
(追記)
外国人向けICカード、「KANSAI ONE PASS」が2016年4月8日に発売されることになりました。
この「KANSAI ONE PASS」は「ICOCA」をベースにしたICカードで、1枚3000円(うちデポジット500円)で20000円までチャージすることができます。JR西日本や大阪市営地下鉄など関西の9鉄道の主要駅で発売します(関西空港駅でも発売します)。関空内を含めて約90か所の施設で割引などがあり、英語、中国語、韓国語の路線図が用意されています。
「KANSAI ONE PASS」の利用状況を分析すると、外国人観光客がよく行くところが見えてきます。関西への観光客誘致にもつながります。
(参考:産経ニュース http://www.sankei.com/west/news/141213/wst1412130012-n1.html、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASJ1N55LFJ1NPLFA003.html)
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