山田線の三陸鉄道移管、大槌町も受け入れへ
山田線の三陸鉄道移管について、先日、JR東日本が移管協力金として30億円を出すという提案を出しました。
この提案に対して、宮古、釜石、山田の3市町長は8日までに、議会全員協議会や定例会見などの場で提案を受け入れる意向を示していました。残るは大槌町、その大槌町も9日に町議会一般質問において受け入れの意向を示しました。これで山田線沿線の全4市町長がすべて受け入れの意向を示したことになり、年内に開かれる沿岸市町村首長会議で山田線の三陸鉄道移管提案が受け入れられることとなりました。
先ほども述べたように、JR東日本は移管協力金30億円を出す方針です。この協力金の使い道として、大槌町は赤字補てん、自治体による運賃差額の補助、災害時や設備更新時の費用に充てることを想定していますが、肝心の市町ごとの割り当てなど具体的な内容はまだ明らかになっていません。大槌町としては、岩手県に対して詳細を明らかにすることを求めています。
当然ながら幹線とローカル線との間に運賃格差があまりないJRとは違い、第三セクターの三陸鉄道になると運賃は上がります。また、これまで沿線自治体は三陸鉄道の赤字を負担してきました。ということは、大槌町は三陸鉄道の赤字を一部負担することになります。大槌町は沿岸市町村首長会議を開き、負担額のシミュレーションをするようです。
(参考:岩手日報ホームページ http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20141210_5、毎日jp(会員登録要) http://mainichi.jp/area/iwate/news/20141210ddlk03040093000c.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/local/iwate/news/20141209-OYTNT50075.html)
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