2015年3月ダイヤ改正発表(5)(JR東日本東北、JR北海道)
毎年のように消える夜行列車。すでに分かっていたことですが、今回の改正で「北斗星」が廃止になります。廃止の理由は、北海道新幹線開業に向けた総合的な検査・試験及び訓練運転等の実施のため運転できない日が多くなることと、車両の老朽化のためなどです。ただ、8月下旬ごろまでは運行が可能なため、運行可能な日は臨時列車として運転されます。
ダイヤ改正後も「はまなす」は運転を続けます。「サンライズ出雲」、「サンライズ瀬戸」と並んで、最後の定期列車としての夜行列車です。ただ、引き続き運休や時刻変更を行う日がありますので、御注意ください。また、「カシオペア」については、札幌行きの北海道内の時刻を繰り下げます。
JR北海道内での改正内容はほとんどなく、このほかには「北斗星」廃止に伴う普通列車ダイヤの修正、小樽8:04発の「ホームライナー」(現行は平日のみの運転)の廃止ぐらいです。
以前にも書きましたが、東日本大震災により運休を続けていた石巻線浦宿-女川間がダイヤ改正から1週間遅れた2015年3月21日に復旧します。震災前と同じ11往復を運行します。常磐線の代行バス(相馬-亘理間)は、2往復増発されます。
東北新幹線のダイヤが変わらないようで、東北の改正内容も小粒です。奥羽線には高擶-天童間に天童南が開業します。下りは18本(休日は19本)、上りは17本が停車します。高擶-天童南間、天童南-天童間の所要時間はそれぞれ2分です。仙台から各方面への最終は、現行が松島行きと白石行きが23:56発、愛子行きが23:58発、東塩釜行きが23:59発ですが、松島、白石、愛子、東塩釜ともに0:02発となります。磐越西線では、車両老朽化のため、485系で運行している「あいづライナー」の運転を取りやめます。東北線(盛岡地区)では、日中に北上-盛岡間を走る列車のうち2往復が、日詰-盛岡間に短縮されます。花輪線の快速が廃止になります。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2014/20141222.pdf、JR北海道ホームページ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/141219-1.pdf、JR東日本仙台支社ホームページ http://www.jr-sendai.com/wp-content/uploads/2014/12/201503daiyakaisei.pdf、http://www.jr-sendai.com/wp-content/uploads/2015/02/daikoubus.pdf、JR東日本盛岡支社ホームページ http://www.jr-morioka.com/cgi-bin/pdf/press/pdf_1418974646_1.pdf)
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