北陸新幹線は「えきねっと」も「e5489」も利用可能に
北陸新幹線の料金は決まりましたが、肝心なのは割引切符がどれぐらいの水準になるかということです。JR東日本、JR西日本はその北陸新幹線について、割引切符の内容を発表しました。
JR東日本は、「えきねっとトクだ値(乗車券つき)」や「モバイルSuica特急券」を設定します。どちらも通年で設定されます。「えきねっとトクだ値(乗車券つき)」は無料の会員登録が必要です。列車、席数、区間限定、インターネット予約限定の切符で、東京-金沢間は12700円です(ちなみに通常期の普通車指定席は14120円です)。乗車日の1か月前の10時から乗車日当日の1:40まで申し込み可能で、発売開始日のさらに1週間前から事前受付もできます。なお、金沢へは、「お先にトクだ値」の設定はありません。「モバイルSuica特急券」は、「モバイルSuica」のクレジットカード登録が必要です。年会費1030円が必要です(「ビューカード」での登録の場合は、当分の間、年会費は無料)。「モバイルSuica特急券」の東京-金沢間は13380円です。列車、席数、区間限定の「スーパーモバイルSuica特急券」だとさらに安く、東京-金沢間は12030円です。どちらも乗車日の1か月前の10時から発車時刻の6分前(「スーパーモバイルSuica特急券」は乗車日前日の23:40まで)申し込み可能で、「モバイルSuica特急券」は発売開始日のさらに1週間前から事前受付もできます。
JR西日本の「e5489」については、「J-WESTカード」会員限定の「eきっぷ」、「e早特1」、一般のクレジットカードしか持っていない人でも利用することのできる「WEB早特1」があります(「WEB早特1」には関西方面への設定もあります)。乗車日当日でも予約可能な「eきっぷ」の東京-金沢間は乗車券込で13480円です。乗車日前日の23時まで予約可能な区間、列車、席数限定の切符である「WEB早特1」、「e早特1」については、それぞれ12700円、12130円です。
「えきねっと」と「e5489」については、それぞれJR西日本エリア、JR東日本エリアでも予約した切符を受け取ることができます。「えきねっと」はJR西日本の北陸新幹線各駅のほか、小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、和倉温泉でも予約した切符の受け取りができます(ただし、JR東海が含まれるものはJR西日本の駅で受け取ることができません)。「e5489」はJR東日本の北陸新幹線各駅のほか、東京都区内の駅でも予約した切符の受け取りができます(ただし、JR東海が含まれるものはJR東日本の駅で受け取ることができません)。
このほかの切符についても、北陸新幹線開業により、廃止になったり、変更が出たりするものがあります。関西、名古屋方面から高岡への切符については、城端線高岡-新高岡間も乗車することができます。関係のない東北新幹線においても、値段は変わりますが「新幹線回数券」で「はやぶさ」や「こまち」に乗ることができます。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2014/20141224.pdf、JR西日本ホームページ http://www.westjr.co.jp/press/article/items/141222_04_e5489.pdf、http://www.westjr.co.jp/press/article/items/141222_02_e5489.pdf、JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000025191.pdf、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/ASGDQ5DNKGDQPJLB00M.html)
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