北陸新幹線開業に伴う「青春18きっぷ」等の取り扱いについて
2015年3月14日の北陸新幹線開業によって、信越線・北陸線長野-直江津-金沢間はJRから分離されます。「青春18きっぷ」など、JRグループで発売している切符はどのようになるのでしょうか? その答えが出ました。
「青春18きっぷ」は、2015年度の春季用、夏季用、冬季用が一気に発表されました。春季用の発売期間は2015年2月20日~3月31日、利用期間は2015年3月1日~4月10日、夏季用の発売期間は2015年7月1日~8月31日、利用期間は2015年7月20日~9月10日、冬季用の発売期間は2015年12月1日~12月31日、利用期間は2015年12月10日~2016年1月10日です。値段は現行と変わらず11850円となります。
今回の北陸新幹線開業により、並行在来線となる区間については、「青春18きっぷ」は利用できず、別途運賃が必要となります(当然、北陸新幹線が開業する前は信越線、北陸線も利用できます)。しかし、氷見線、城端線、七尾線を利用する場合、あいの風とやま鉄道富山-高岡間(下車可能駅は富山、高岡)、IRいしかわ鉄道金沢-津幡間(下車可能駅は金沢、津幡)については、途中下車せずに普通・快速の普通車自由席にて通過利用する場合に限り、「青春18きっぷ」のみで利用できます。青い森鉄道絡みに続く例外です。並行在来線部分を通り抜けるJRの直通列車があるところが対象になっているとも言われていますが、真偽のほどは不明です。
全国フリーパスタイプの「フルムーン夫婦グリーンパス」、「ジャパン・レール・パス」について説明すると、北陸新幹線は「かがやき」を含めてすべて利用できます。ただし、北陸新幹線も「グランクラス」は利用できません。並行在来線は(JRから直通する)えちごトキめき鉄道の「しらゆき」に乗車した場合でも運賃・料金は別払いですが、「青春18きっぷ」同様、氷見線、城端線、七尾線を利用する場合、あいの風とやま鉄道富山-高岡間(下車可能駅は富山、高岡)、IRいしかわ鉄道金沢-津幡間(下車可能駅は金沢、津幡)については、途中下車せずに普通・快速の普通車自由席にて通過利用する場合に限り(IRいしかわ鉄道は特急も可)、追加料金なしで利用できます。JR部分が割引になる「ジパング倶楽部」、「レール&レンタカーきっぷ」については、北陸新幹線は「かがやき」を含めて割引の対象となりますが(「グランクラス」は運賃のみ割引)、並行在来線はあいの風とやま鉄道富山-高岡間、IRいしかわ鉄道金沢-津幡間を含めて割引の対象とはなりません。
(参考:JR北海道ホームページ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/141219-2.pdf、タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/seishun18-4/)
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