千葉都市モノレール、自動精算機を廃止
これまで、千葉都市モノレールでは、乗り越しで精算が必要になったとき、自動精算機で対応していました。1995年から導入を始め、1999年に導入を完了しました。しかし、自動精算機は老朽化のため、11月30日に廃止、撤去されました。旧型機のために部品の調達ができず、機械の更新に多額の費用がかかり(約3億円)、しかもICカードの利用客が増えたため自動精算機を利用する人が減ったからです。2013年度は年間52000件で、4年前に比べて約3万件減りました。千葉都市モノレールは運行管理システムや自動列車制御装置など安全確保に向けた設備更新を計画していて、自動精算機を更新する余裕がないのです。
12月以降、精算が必要になったときは、有人駅(千葉、都賀、千城台、千葉みなとの4駅)では係員が対応します。そして、残る14の無人駅では、自動改札機横のインターホンで係員に連絡し、新たに設置された精算箱に不足する運賃を入れます。監視カメラで入金があったことを確認すると、自動改札機の扉が開きます。もし、客が紙幣しか持っていないなど、精算ができない場合は、切符を持ったまま改札を出て、後日、切符とともに不足額を精算箱に入れるか、有人駅で精算してもらいます。なお、ICカードの利用客はチャージ機を精算機の代わりとして使います。
(参考:千葉都市モノレールホームページ http://chiba-monorail.co.jp/index.php/20141118/、千葉日報ウェブ http://www.chibanippo.co.jp/news/local/226026)
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