「はくたか」に準速達を検討、軽井沢、佐久平、上田に停まる「はくたか」は1日10往復前後
北陸新幹線のノンストップタイプ「かがやき」は途中、上野(一部通過)、大宮、長野、富山にしか停まりません。このため、「かがやき」が停まらない停車駅の中には、不満なところもあります。正直言って、上越妙高や新高岡は長野、富山、金沢に比べて利用者が少ないと想定されるのは否めないところですが。
ところが、JR西日本によれば、「はくたか」にも、群馬や長野県内の停車駅を絞った、準速達型ともいえる列車をつくることを考えているようです。新幹線は一駅通過すれば所要時間は4分短縮すると言われ、群馬や長野県内の停車駅を絞ることによって、「かがやき」が停まらない駅への速達列車にしたいと考えているようです。
とは言っても、準速達型の「はくたか」が何本もできるわけではありません。長野県内の軽井沢、佐久平、上田に停まるのが10往復前後あるからです。この3駅には現在、「あさま」が1日25往復前後停まっています。北陸新幹線開業後には1日16往復ある「あさま」(軽井沢、佐久平、上田の3駅にはすべての「あさま」が停まります)と合わせて、現状程度の停車本数を維持するのです。なお、1往復ある長野-金沢間の「はくたか」については、朝に長野を出て、夜に戻ってくるというダイヤになるようです。
JR東日本、JR西日本の両社は、今月中旬(例年のパターンで行けば、19日の金曜日でしょうか?)に詳細なダイヤを発表し、停車本数が明らかになります。しかし、北陸の駅にしても、長野県内の駅にしても、この停車本数が維持されるわけではありません。開業後の乗降者数の動向によって停車本数の増減があることは当然であり、JR東日本の冨田社長も明言しています。「かがやき」を停めたい、あるいは「はくたか」の停車本数を増やしたいのならば、乗降者数を増やすというかたちで実績をつくっていかなければならないでしょう。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141204-00013865-kitanihon-l16、信毎web http://www.shinmai.co.jp/news/20141207/KT141206ATI090023000.php)
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