東九州道に高速バス
東九州道は以前にも書いたように、3月21日に佐伯-蒲江間が開通し、大分と宮崎が高速道路で結ばれます。
これを受けて、JR九州バス、宮崎交通、大分バス、大分交通、亀の井バスの5社は、春から、別府・大分-延岡・宮崎間に高速バスを運行します。大分-宮崎間を1日6往復し(このうち2往復は別府まで延長)、大分トキハ前-宮崎駅間(約200キロ)を最速3時間25分で結びます。運賃は運行日によって変わり(カレンダー運賃)、別府・大分-宮崎間は2800~3500円です。座席指定制で、要予約です。
東九州道の高速バスは、北九州-別府・大分間でも運行を開始します。3月1日に豊前-宇佐間が開通し、残るは2016年春開通目標の椎田南-豊前間のみとなるからです。西鉄バス北九州、大分交通、大分バス、亀の井バスの4社は春から運行を開始します。1日9往復し、小倉駅前-大分トキハ前間(約128キロ)を最速2時間21分で結びます。運賃はカレンダー運賃を導入予定で、1500~2500円です。座席指定制で、要予約です。
(追記1)
北九州-別府・大分間の高速バスは3月7日に運行を開始します。合わせて、6月30日までのカレンダー運賃が発表されましたが、金、土、日曜日と4月29日~5月10日は上から2番目のランクの「週末割引運賃」(B運賃)1980円、それ以外の日は一番安い「平日割引運賃」(E運賃)1500円となっています。浸透を図るためか、ゴールデンウィークでも安くなっています。また、6月30日までは「運行開始キャンペーン運賃」として、WEB予約、オンライン決済限定でさらに安くなります。
(追記2)
別府・大分-延岡・宮崎間の高速バス、「パシフィックライナー」は、4月1日に運行を開始しました。
(参考:JR九州ホームページ http://www13.jrkyushu.co.jp/NewsReleaseWeb.nsf/a1ed4d49de57a3b049257acc00537891/49aadcf775750cec49257dda001f939a/$FILE/%E6%96%B0%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%83%90%E3%82%B9%E8%B7%AF%E7%B7%9A%E8%AA%95%E7%94%9F%EF%BC%88%EF%BC%AA%EF%BC%B2%E4%B9%9D%E5%B7%9E%E3%83%90%E3%82%B9%EF%BC%89.pdf、大分合同新聞ホームページ https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2015/01/28/224126212、https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2015/04/01/134206918、西鉄ホームページ http://www.nishitetsu.co.jp/release/2014/14_174.pdf)
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Comments
JRのひゅうがはかなり生き残りが厳しくなりそうですね。強力な競争相手が現れるのみならず、日豊線は海との距離が相当近いので南海地震による津波の直撃を山寄りの東九州道以上に喰らいます。JR東日本は東日本大震災で意外と大ダメージを受けているようで、首都圏で儲けているせいかそのようなイメージが湧きにくいですが、JR九州の日豊線被災は世間にも「大打撃」と映りやすいでしょう。
Posted by: 日置りん | 2015.02.01 09:20 AM
日置りんさん、おはようございます。
* JRのひゅうがはかなり生き残りが厳しくなりそうですね。
これらのバスは、延岡-宮崎間の利用ができないと思われるので、直接の影響はないでしょう。影響があるのは、「にちりん」のほうです。
Posted by: たべちゃん | 2015.02.02 05:54 AM