高山駅が橋上駅舎に
高山線の高山駅は、高山市の玄関口であり、多くの観光客などがそこを通ってきました。
しかし、高山駅の駅舎は1934年の開業当時のままの姿で、老朽化しています。また、西側からは直接駅に入ることができないため、今の駅舎を取り壊し(2014年12月1日から仮駅舎にて営業しています)、橋上駅舎にすることにしました。東西を結ぶ自由通路も設けられ、2016年秋供用開始予定です(東口駅前広場は2017年度)。
高山市は橋上駅舎にする効果として西口からも利用できること、バリアフリー対応になることを挙げていますが、今でも駅から若干離れたところにある地下通路で西のほうに行くことができ(高山の観光スポットは東側に集中し、西側は少ないです。しかも、駅からは離れているので、西口から出て歩くことはほとんどないです。利用するのは駅西側に住む高山市民です)、特急の多くは改札に面する1番線から発着しています。ある程度はバリアフリーになっていて、地下道を渡る2、3番線対策としてエレベーターを用意すればいいだけです。橋上駅舎だと1番線に停まった列車からも階段かエレベーターでの上り下りが必要となります。
西口への通路の新設とエレベーターの新設だけである程度対応できることもあり、批判的な意見が多く聞かれるようですが、どのような駅になるのでしょうか?
(追記1)
高山駅の橋上駅舎と自由通路は2016年10月2日に使用開始されることとなりました。「匠通り」と名付けられる自由通路には、高山らしく実物大の祭屋台を部分的に製作して展示します。実際に使われていた祭屋台の部品なども展示します。また、内装は飛騨産のヒノキをふんだんに使っています。
(追記2)
西口にはバス停留所やタクシー乗り場もあります。
(参考:高山市ホームページ http://www.city.takayama.lg.jp/ekishuuhenseibi/untitled_000.html、岐阜新聞ホームページ http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20141201/201412010851_23822.shtml、http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20160922/201609220940_28086.shtml、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2016/08/26/280686.html、「鉄道ジャーナル」2016年12月号 鉄道ジャーナル社)
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