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JR四国、「アンパンマントロッコ列車」を今年春にリニューアル

 「アンパンマントロッコ列車」は2006年10月、瀬戸大橋線に登場しました。「シースルートロッコ」と言われたキクハ32-502を「アンパンマントロッコ」に改装したもので、窓枠がなく、瀬戸内海の多島美を、肌で潮風を感じながら楽しむことができます。

 しかし、キクハ32は単独では走行できず、牽引用の車両が必要です。キハ185-26です。牽引用の車両は雨天や寒冷など悪天候の日や、トロッコ車両に乗車できない区間の避難用としても使われます。ところがこの車両、装飾のないごく普通の車両なのです。これではせっかくの「アンパンマントロッコ」を楽しむことができないとして、このたび、このキハ185-26も、「アンパンマン車両」にすることにしました。今年春にデビュー予定で、21両目の「アンパンマン車両」となります。改装費用は約2500万円です。

 「アンパンマントロッコ列車」は運転区間の瀬戸大橋や瀬戸内海をキーワードに、「海・海辺」をイメージしたものとなっています。外装デザインは瀬戸大橋線の車窓から見える島々を「それいけ!アンパンマン」の世界に取り入れ、これまで「森」をイメージしてきたキクハ32-502も合わせて変更しています。座席関係では、安全面に配慮したウレタン素材の対面ベンチに変え、食べものや飲みものを置くことのできるセンターテーブルを設置します。トイレは高齢者にも利用しやすい洋式トイレに変え、子供用補助便座を常設し、除菌ナプキンを備え付けます。洗面所を改装し、おむつ替えなどができる多目的スペースを設置します。ベビーカー置き場を拡大します。本棚を設置し、アンパンマン関連書籍の無料貸し出しを行い、記念撮影用に子供用制帽の無料貸し出しを行います。現在はスタンプラリー期間のみ行っている、記念スタンプの設置を常時行います。

 ただこれらの改装により、座席種別が普通車指定席からグリーン車指定席に変わります。岡山-高松間が2030円から2490円となります(大人の場合)。グリーン料金は子供でも半額とならないため、子供は1010円から1730円と値上げ幅が大きくなります。
(参考:JR四国ホームページ http://jr-shikoku.co.jp/03_news/press/14-12-22/02.htm、産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/141224/rgn1412240046-n1.html)

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