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ベトナムに東急バス

 成長が続くアジアの都市においては、日本の都市インフラ整備が注目されています。

 ベトナムでは、東急がかつて蓄積してきたノウハウをもとに、まちづくりを進めています。舞台はホーチミンの北に位置するビンズン省です。東急とベトナムの開発業者は2012年3月、ベカメックス東急という合弁会社(東急が65%の株を所有)を設立しました。べカメックス東急はビンズン新都市において、住宅、商業施設、業務施設からなる、「TOKYU BINH DUONG GARDEN CITY」の開発を行っています。高層マンション「SORA gardens Ⅰ」や、フードコートやコンビニが入る「hikari」がオープンします。どこかで聞いたような名前です。

 そして2014年12月19日から、ベカメックス東急の100%子会社、べカメックス東急バスによる路線バス、「KAZE SHUTTLE」を本格開業することになりました。ビンズン省の庁舎はトゥーヤモットにありましたが、2014年2月にビンズン新都市に移転しました。そこに勤務する公務員や、来庁者及び新都市内居住者の通勤、移動の手段として運行します。運行区間はトゥーヤモットのべカメックスタワーから、新都市行政センター、新都市グエンクエン学校を経て、東部国際大学までの22.1キロ。べカメックスタワー-東部国際大学が50本、べカメックスタワー-新都市行政センターが10本運行され、朝夕は10~20分間隔、日中は30分間隔です。運賃は全線均一で10000ベトナムドン(約50円)、学生は半額です。休日には、2014年11月にビンズン省内にオープンしたイオンモール2号店へのチャーターバスも運行します。「KAZE SHUTTLE」はバス停に掲出した時刻表に基づく定時走行を行い、安全・快適な車両を導入し、乗客には丁寧な接客案内を行うなど、日本のノウハウを活用した新たな交通システムを整備します。それに先立つ2014年12月18日には、トゥーヤモット市とビンズン新都市を結ぶ道路の片側4車線工事が完成し、ビンズン省では初めてとなる、バス優先レーンが設けられることとなりました。
(参考:東急ホームページ http://www.tokyu.co.jp/company/news/list/?id=2183、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2014/12/19/239980.html)

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