« 東急、2020年を目標にほぼ全駅にホームドア等設置 | Main | 引退する西鉄313形の後釜は救援車 »

あおなみ線、2017年度にICカード全国対応か?

 あおなみ線で使うことのできるICカードは、「manaca」、「TOICA」、「Suica」のみです。「PASMO」、「ICOCA」などその他の全国の交通系ICカードは使うことができません。

 しかし、あおなみ線を運営する名古屋臨海高速鉄道は、金城ふ頭に「レゴランド」が開業(2017年度開業予定)に合わせた具体的な集客戦略として、他の全国の交通系ICカード利用への対応を検討するようです。同じく金城ふ頭にある「リニア・鉄道館」同様、3割程度の人があおなみ線を利用すると期待しています。そのほか、金城ふ頭への直行運転がどの時間帯で可能か検討するようです。直行運転すると、名古屋駅からの所要時間が24分から17分に短縮されます。

 その他のあおなみ線の現状について説明します。あおなみ線の一日当たりの乗客は約3.2万人で、2004年の開業当初に比べて約8割増えています。沿線の開発が進み、定期券の利用率が増えていることをその理由に挙げています。現在の定期券の利用率は41%、開業当初から20%も上がっています。あおなみ線の認知度が上がっているのです。経営状態もよくなり、2013年度まで3年連続で黒字です。2013年に2日間行ったSLの実験走行については、4万人以上が見学に訪れ、見学地に近いささしまライブの乗降客が5倍以上に増えました(当時の一日当たりの乗降客は約1500人であるところ、約6700人増えました)。宣伝効果があったとしています。名古屋市の税金で運行したのですから、文句は言えないのでしょう。
(参考:日経メッセ https://messe.nikkei.co.jp/nf/news/129005.html)

| |

« 東急、2020年を目標にほぼ全駅にホームドア等設置 | Main | 引退する西鉄313形の後釜は救援車 »

鉄道」カテゴリの記事

東海・北陸私鉄」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference あおなみ線、2017年度にICカード全国対応か?:

« 東急、2020年を目標にほぼ全駅にホームドア等設置 | Main | 引退する西鉄313形の後釜は救援車 »