あおなみ線、2017年度にICカード全国対応か?
あおなみ線で使うことのできるICカードは、「manaca」、「TOICA」、「Suica」のみです。「PASMO」、「ICOCA」などその他の全国の交通系ICカードは使うことができません。
しかし、あおなみ線を運営する名古屋臨海高速鉄道は、金城ふ頭に「レゴランド」が開業(2017年度開業予定)に合わせた具体的な集客戦略として、他の全国の交通系ICカード利用への対応を検討するようです。同じく金城ふ頭にある「リニア・鉄道館」同様、3割程度の人があおなみ線を利用すると期待しています。そのほか、金城ふ頭への直行運転がどの時間帯で可能か検討するようです。直行運転すると、名古屋駅からの所要時間が24分から17分に短縮されます。
その他のあおなみ線の現状について説明します。あおなみ線の一日当たりの乗客は約3.2万人で、2004年の開業当初に比べて約8割増えています。沿線の開発が進み、定期券の利用率が増えていることをその理由に挙げています。現在の定期券の利用率は41%、開業当初から20%も上がっています。あおなみ線の認知度が上がっているのです。経営状態もよくなり、2013年度まで3年連続で黒字です。2013年に2日間行ったSLの実験走行については、4万人以上が見学に訪れ、見学地に近いささしまライブの乗降客が5倍以上に増えました(当時の一日当たりの乗降客は約1500人であるところ、約6700人増えました)。宣伝効果があったとしています。名古屋市の税金で運行したのですから、文句は言えないのでしょう。
(参考:日経メッセ https://messe.nikkei.co.jp/nf/news/129005.html)
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