あいの風とやま鉄道の快速は富山-金沢間45分
3月14日の北陸新幹線開業に伴い、並行在来線は分離され、富山県部分はあいの風とやま鉄道となります。そのダイヤの概要は以前に発表されていましたが、詳細なダイヤが8日に公表されました。
あいの風とやま鉄道には、各駅停車の普通列車のほかに、泊-金沢間に全車指定席制の快速、「あいの風ライナー」を運転します。全車指定席なので、乗車券のほか、300円のライナー券が必要となります。大人も子供も同額です。「あいの風ライナー」は平日のみ3往復します(休日は運休)。「あいの風ライナー1号」が金沢17:17発富山18:04発泊18:42着、「あいの風ライナー3号」が金沢18:13発富山19:01発泊19:42着、「あいの風ライナー5号」が金沢20:20発富山21:06発泊21:48着、「あいの風ライナー2号」が泊6:36発富山7:16発金沢8:01着、「あいの風ライナー4号」が泊18:50発富山19:29発金沢20:15着、「あいの風ライナー6号」が泊19:46発富山20:25着です。途中停車駅は入善、黒部、魚津、滑川、富山、小杉、高岡、石動です。ライナー券は泊、入善、黒部、魚津、滑川、富山、小杉、高岡、石動と「あいの風ライナー」の車内で販売します。金沢駅では発売しませんので御注意ください。所要時間は富山-金沢間で45分、現行の(30分台後半で結ぶ)特急よりは遅いですが、普通列車のカテゴリで考えると俊足です。
ただ残念なのが、新幹線はともかくあいの風とやま鉄道の始発も遅く、大阪や名古屋への到着がともに1時間ほど遅くなること。始発の「サンダーバード」や「しらさぎ」に相当する便がないのです。北陸新幹線が東京方面だけの利便性向上にとらわれ、都市間需要の一部にしか対応できていない中途半端なものであることを証明しています。
(参考:あいの風とやま鉄道ホームページ http://ainokaze.co.jp/678、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2015/01/08/241155.html、YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/hokuriku/feature/CO006633/20150110-OYTAT50012.html)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 東京メトロ有楽町線延伸区間と東武伊勢崎線、直通運転へ(2025.04.18)
「東海・北陸私鉄」カテゴリの記事
- 富山地鉄、このままでは維持できるのは富山近郊のみ(2025.04.14)
- 冬季の立山行きは、朝夕のみ運行(2025.03.16)
- 元211系、三岐鉄道では5000系(2025.04.04)
- 静岡鉄道、約5年ぶりに急行復活(2025.03.23)
Comments