東武東上線池袋-小川町間で8000系の運行終了
103系と同じ1963年に登場し、712両がつくられた東武の8000系。通勤輸送に大きく貢献しましたが、さすがに製造開始から50年を経過したため、廃車が進んでいます。
まだ残っているものもありますが、それらも支線に追いやられています。伊勢崎線の浅草側は2010年に運行を終了し、東上線池袋-小川町間でも1月17日をもって運行を終了します(東上線でも、小川町以遠や越生線では運行を継続します)。池袋-小川町間の運行終了で、都心の主要路線からは消えることになります。また、運行を継続する支線では長くても6両のため、10両編成という長い編成での運転もなくなります。
池袋-小川町間での運行を終える理由は、新型ATCの投入によるもの。1月31日から川越市-小川町間で、2015年度中に池袋-川越市間で使用を開始します。東武としては初めてのシステムで、先行列車との間隔に応じてブレーキ制御を行うほか、曲線やポイントを通過する際、列車の速度を自動的に連続して制御することができ、列車の運行において更なる安全性の向上を図ることができます。さらに今回導入する新型ATCでは、踏切支障時の防護機能や停車駅の定位置停止、誤通過防止などの機能を持たせています。
さすがに東上線池袋側で8000系が撤退するのは大きな話で、東武も記念のイベントを計画していますが、すでに満員で参加できないものもあります。
(追記)
ところが2016年12月6日のことですが、試運転というかたちで8000系が東武東上線池袋駅まで走りました。ATCが8000系撤退の原因ならば、どうやって池袋まで来ることができたのでしょうか?
(参考:東武ホームページ http://www.tobu.co.jp/file/pdf/fbfd2d4614b89669a757c34c55cee946/141224_1.pdf?date=20141224182730、http://www.tobu.co.jp/news/、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2014/12/29/240648.html、http://response.jp/article/2014/12/24/240369.html、rail.jp http://railf.jp/news/2016/12/07/120000.html)
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