Peach、羽田-台北線を運行へ
LCCのPeachは、夏にも羽田発着の航空路線を開設するようです。
羽田を発着する国内の航空会社はANAなど6社がありますが、国内のLCCは今のところ、ありません。羽田の昼間の離発着回数が限界に達しているため、国交省は羽田はビジネス客が見込めるレガシーキャリアにし、観光客が多いLCCは成田を使わせる方針です。法令上の規定はどこにもないのですが、この指導に従うかたちで羽田発着を申請した国内のLCCはありませんでした。そもそも羽田の着陸料は成田の約1.4倍と高く、そのこともネックとなっていました。
それなのにPeachは、羽田への乗り入れを申請し、国交省もそれを認める考えのようです。なぜ国交省は羽田へのLCCの乗り入れを認めることになったのでしょうか? それは、羽田を発着する時間が、滑走路に余裕のある深夜だからです。23~6時なら余裕があるのでそこに国際線を入れ、日本を訪れる外国人を増やすというのが国交省の考えだそうです。また、2014年11月からは深夜に国際線を運航すると、1年目は着陸料が半額に、2年目は3割引きになります。
Peachは、夏にも羽田-台北線を運航する予定です。羽田発着の国内線は就航しないので、関空や那覇から機材を送り込み、台北を深夜に出発し、羽田を早朝に出るパターンのようです。ほかのLCCも深夜時間帯なら国交省は認める方針で、他社も就航を検討しているようです。
(追記)
Peachの羽田-台北線は、8月8日に運航を開始しました。
(参考:朝日新聞ホームページ(会員登録要) http://digital.asahi.com/articles/ASH1J4DGQH1JULFA00P.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_ASH1J4DGQH1JULFA00P、タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/peach-6/、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/articles/2015/08/08/peach/)
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