「北斗星」はダイヤ改正後も週3回ほど運行
3月14日のダイヤ改正で「北斗星」の定期列車としての運行が廃止されます。その後は以前にも書いたとおり、運行が可能な8月まで臨時列車として運行されますが、その運行日、ダイヤ(2015年4~9月)が青函トンネルを通るほかの夜行列車、「はまなす」、「カシオペア」とともに明らかになりました(「トワイライトエクスプレス」を含めた2月までについてはこちらを見てください)。
(1)はまなす
札幌行きの下りについては、5月3~5日、7月13日、20日、21日、8月14~16日(出発駅基準)、運休します。青森行きの上りについては、その前日に運休します(出発駅基準)。ゴールデンウィークやお盆に運休しますので、御注意ください。また、函館発と青森着の時刻が変更になる日があります。函館発が3:22発から3:56発になり、青森着が5:39着から6:15着となります。接続する新幹線も変わり、「はやぶさ8号」となり、東京に着くのが所定より1時間ほど遅い10:28着となります。該当するのは、4月、8月、9月は毎日(運休する日を除きます)、5月が9日間、6月が4日間、7月が3日間です。なお、3月中は、上下ともに運休や時刻変更はありません。
(2)カシオペア
上下ともに、4月から9月の間、週3回ほど運行されます(夏休み期間中は青函トンネルを走行することができないお盆等を除いて隔日で運行します。また、7月上旬は車両の検査のためなのか、10日間ほど運行がありません)。ダイヤは上野16:20発札幌11:15着、札幌16:12発上野9:25着です。下りの本州部分は現行の「カシオペア」、北海道部分は現行の「北斗星」のダイヤとなり、所要時間が1時間40分ほど伸びます。上りは現行の「カシオペア」と同じです。なお、3月中は、上下ともに運休や時刻変更はありません。
(3)北斗星
臨時列車となった「北斗星」は、札幌行きの下りについては4月2日から8月21日の間(出発駅基準)、運行します。上野行きの上りはその翌日です(出発駅基準)。3月と9月以降は設定がありません。車両は廃車となり、解体されるようです。臨時「北斗星」は、「カシオペア」のない日に、週3回ほど運行します。ダイヤは「カシオペア」と同じものです。すなわち、上野16:20発札幌11:15着、札幌16:12発上野9:25着です。ただし、札幌行きの「カシオペア」が停まる、一ノ関と盛岡は通過します。
なお、臨時列車になってからも、食堂車や「ロイヤル」などの個室は連結されています。ロビーカーはこれまでの半室から全室になります。どこから調達するのでしょうか? ともかく、実質的に「エルム」化することはないようです。
(追記)
臨時列車になってからの「北斗星」は、「ロイヤル」とB寝台個室の合造車が4両、「ツインデラックス」が2両と、豪華な編成となっています。残りはロビーカー、食堂車、開放B寝台3両です。安い料金でプライバシーが保たれる、B寝台個室が減っています。
また、青森では2時間半近くの間、運転停車します。
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2014/20150114.pdf、http://www.jreast.co.jp/cassiopeia/schedule/index.html、http://www.jreast.co.jp/cassiopeia/hokutosei/index.html、中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/s/article/2015012301002095.html、JTB時刻表 2015年3月号、「鉄道ジャーナル」2015年7月号 鉄道ジャーナル社)
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