山田線以外もJRからの分離を検討か?
山田線宮古-釜石間の三陸鉄道移管に、岩手県や地元自治体が同意したことは以前に書きました。山田線は(株式を上場し、利益追求が求められる)JRが運営するには厳しいローカル線ですが、正直言ってそのような路線はたくさんあります。
これに関してJR東日本の冨田社長は、ほかの路線についても山田線のように経営移管を考えていかなければいけない、と考えています。まさにその通りで、「JRは新幹線や大都市の通勤輸送で儲かっているのだから、地方のローカル線を維持して当たり前」という態度では、利用しやすい公共交通機関はできません。JRは営利企業ですから、コストを抑えようとサービスを低下させます。これを誰も非難することはできません。
問題になっているローカル線は、国鉄末期なら問答無用で分離させられたレベルを大きく下回っています。どう考えてもJRでは経営できないレベルで、バスでも十分できるぐらいです。JRに押し付けるのではなく、実情に合った交通機関のありかたを地元が中心となって考えていかないといけません。
(参考:河北新報ホームページ http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141227_32019.html)
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