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台湾新幹線経営破たんか?

 2007年に開業した台湾高速鐵路(台湾新幹線)。経営が思わしくないようです。累積赤字が巨額であり、深刻な経営危機に陥っています。

 台湾高速鐵路は財務改善案を立法院(国会)の交通委員会に提出しましたが、7日に否決され、3月にも経営破たんする恐れが出てきました。とは言っても、経営破たんしても運行を続けないといけません。交通部は破たん後も運行できるようにするため、台湾高速鐵路を接収することのできる根拠となる法律をつくりました(12日に立法院交通委員会で承認)。もし破たんすれば交通部が資産を買い取ったうえで接収をして、法律に則って新しい経営企業を選定します。

 台湾高速鐵路の経営状態がこれほどにまで悪いとは思ってもいませんでした。不健全な財務構造が原因のようですが、何が原因なのでしょうか?

(追記)
 5月21日、台湾高速鐵路の財務改善案が、立法院(国会)交通委員会を通過しました。

 この案によれば、いったん資本金の約60%に当たる391億台湾元(約1560億円)を減資します。その後、300億台湾元(約1200億円)の増資を行います。高鐵建設基金と政府系金融機関が負担するため、政府系の持株比率が22.1%から63.9%に上昇します。過半数の株を国等が持つのです。また、2016年春に運賃を値下げを行い、2013年10月の値上げ前の水準にします。台湾-左営間は1割ほど安い1490元(約5930円)になります。
(参考:フォーカス台湾ホームページ http://japan.cna.com.tw/news/atra/201501080008.aspx、http://japan.cna.com.tw/news/apol/201501120003.aspx、http://japan.cna.com.tw/news/aeco/201505210011.aspx)

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