天理臨、日本海側経由は廃止?
大規模な新興宗教になると、信者の輸送のため団体列車が企画されることがあります。天理教信者のための天理への輸送や、金光教信者のための金光への輸送が有名です。
今回取り上げる、天理教信者輸送のための列車(「天理臨」と呼ばれています)は大掛かりなもので、青森から日本海側の北陸線、羽越線などを通って天理まで行くものもありました。1951年から天理教の例大祭に合わせ、信者たちを乗せて約1000キロを走る、壮大な団体臨時列車でした。ブルートレイン用の24系寝台車を使っていましたが、どうやら1月27日の運行が最後だったようです。
廃止になった理由は、北陸新幹線の開業により、北陸線の一部が第三セクターに移管されるから。JR東日本の話によれば、第三セクターとの車両の乗り入れ契約ができていないからだそうです。よくわからない話ですが、第三セクターは貨物に頼った経営であるため、そのほかの列車の運行は減らしたいのでしょう。
今後も青森から天理への輸送は行うようです。東海道線経由にすることを考えているようです。車両は24系から583系に代わるようです。583系も24系同様、老朽化していますが、電車なのでJR東海区間でも走行できるのが変更の理由でしょう。583系なので、引き続き寝たまま天理まで行くことができます。
(追記)
4月16日から17日にかけて、583系を利用した天理臨が青森から東北線、東海道線経由で京都まで運行されました。なお、京都から天理までは221系4両編成で運行しています。
(参考:Yahoo!ニュース http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150205-00000125-san-soci、railf.jp http://railf.jp/news/2015/04/18/193000.html)
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