阪神梅田駅、改良でホーム幅拡大
阪神の大阪側ターミナル、梅田駅は1906年に開業しました(1905年に開業したときの大阪側ターミナルは出入橋でした)。その後、1939年に地下化され、現在の位置となりました。現在は1日約16万人が使っています(2013年11月のデータ)。
この梅田駅を改良するという話は以前にも書きましたが、それが実施に移されることになりました。76年ぶりの大工事です。3月3日に着工し、2022年度末完成予定です。総事業費は約83億円です。
それでは、どのようなものになるのでしょうか? 現在の駅空間を北側(1番線ホーム側)に15メートル拡大させます。拡大した部分の上は、東西地下道となります(現在の東西地下道から北に移ります)。そして、拡幅されたところに新たに線路を敷設し、3番線を廃止してホーム2面を拡幅します。最大のホーム幅は6.4メートルから13.1メートルに、ホームの面積は2800平方メートルから約1.5倍の4100平方メートルとなります。これまで4番線まで4つの線路があり、北側から降車ホーム、1番線、乗車ホーム、2番線、降車ホーム、3番線、乗車ホーム、4番線、降車ホームとすべての線路を挟むかたちでホームがあります。改良後は、1番線、(幅の広い)乗降車ホーム、2番線、降車ホーム、3番線、(幅の広い)乗降車ホーム、4番線、ホーム(予備用?)となります。また、4番線を東に延伸し、6両編成に対応できるようにします。ホームには可動式ホーム柵を設置し、西改札口側にはエレベーター及びエスカレーターを新設します(2本ある乗降車ホームにそれぞれエレベーター1基とエスカレーター2基を新設し、バリアフリーに対応します)。また、東、西両改札口の駅務室等の配置変更を行うとともに、駅施設の美装化を行います。
もっとも、改良後の駅の姿にはわからないことが多く、ミックスジュースが有名な半世紀近く続く梅田名物のジューススタンドが存続するかは不明です。
(参考:阪神ホームページ http://www.hanshin.co.jp/company/press/pdf/20150212-umedarenewal0212.pdf、産経WEST http://www.sankei.com/west/news/150219/wst1502190024-n1.html、毎日jp http://mainichi.jp/select/news/20150213k0000m040053000c.html)
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