黒部宇奈月温泉-黒部間にバス
北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅には、路線バスも乗り入れます。国、富山県、黒部市、富山地方鉄道などが参加する黒部市公共交通戦略推進協議会が1月27日に黒部市内で開かれ、概要がまとまりました。
黒部宇奈月温泉駅と黒部駅を結ぶバスは、1日13往復します。片道約5.9キロで乗車時間は約20分。三日市、電鉄黒部駅前、市民病院など市街地を経由します。運賃は距離に応じて設定されますが、最高300円です。中型バス1台と予備車両1台を使い、年中無休です。ダイヤは「はくたか」の東京行きの出発時刻と、金沢行の到着時刻に合わせて設定されるのが多く、13便中8便が約10~15分で接続します。
観光路線もあります。5~10月の行楽シーズンの休日には、宇奈月温泉から黒部宇奈月温泉駅を経由して立山黒部アルペンルートの室堂に直行する路線バスを初めて運行します。朝に宇奈月温泉を出て約3時間かけて室堂に行き、室堂からは夕方に出て宇奈月温泉に戻るという、1日1往復です。室堂までの所要時間は富山からでも黒部宇奈月温泉からでも変わらないようです。
(追記)
黒部宇奈月温泉駅と黒部駅を結ぶバスの利用者は少なく、1便当たりの乗客は1.3人に留まります。黒部市は赤字補てんのため毎年1100~1200万円を負担しています。
利用者を増やすため、2017年6月にYKKAPの工場(黒部宇奈月温泉駅北2キロ)まで延伸し、2018年4月には工場の操業時間に合わせたダイヤになる予定ですが、それでも乗客は2.5人に留まり、収支の大幅な改善は難しいようです。
(参考:中日新聞ホームページ http://www.chunichi.co.jp/article/toyama/20150128/CK2015012802000031.html、朝日新聞ホームページ(会員登録要) http://www.asahi.com/articles/ASH22577PH22PUZB00L.html、https://digital.asahi.com/articles/ASL3H31YCL3HPUZB001.html、チューリップテレビホームページ http://www.tulip-tv.co.jp/news/detail/?TID_DT03=20150127175534)
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