富山地鉄の路面電車は路面電車を追い越す?
3月14日から北陸新幹線高架下に富山地鉄の路面電車が乗り入れることは以前に書きましたが、富山駅停留場の概要及び路面電車のダイヤが明らかになりました。
富山駅停留場は3面2線。一番東側にある1番ホームは、南富山駅前方面乗車ホームとなります。2番ホームは降車専用、3番ホームは大学前方面・環状線乗車ホーム、一番西側にある4番ホームも降車専用です。富山駅停留場の初発は南富山駅前方面が6:16、大学前方面が5:54、環状線が6:23です。終発は南富山駅前方面が23:39、大学前方面が23:04、環状線が22:26です(いずれも平日の数字です)。1日当たりの運行本数は、南富山駅前-富山駅間が今より10本多い372本、富山駅-大学前間が14本多い232本、環状線は14本少ない60本になります。以前の数字と若干異なります。また、平日朝に1本だけですが、富山駅停留場を通らない便があります。南富山駅前7:51発がそれで、先行する電車が富山駅停留場にいる間にショートカットし、追い越します。珍しい事例でしょう。
富山駅停留場の開業に合わせて、一部の停留場の名前が変わります。現在の富山駅前停留場は、電鉄富山・エスタ前に改称されます。かつて射水線(1980年廃止)の乗換地点であった新富山停留場も、富山トヨペット本社前(五幅末広町)に改称されます。また、3両連接低床車両「サントラム」を1編成増備します。
話は変わりますが、富山ライトレールも3月14日にダイヤ改正を行います。こちらは小幅な改正で、富山23:15着の最終「かがやき」との接続を図るため、富山駅北発を15分繰り下げ、23:30発とします。反対の岩瀬浜発も6分繰り下げ、22:48発となります。それ以外の変更点はありません。
(追記)
2016年8月現在のことですが、平日朝に1本だけあった富山駅を通らない便が廃止された模様です。
(参考:富山地鉄ホームページ http://www.chitetsu.co.jp/?p=18432、富山ライトレールホームページ http://www.t-lr.co.jp/news/news0238.html、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2015/02/03/243315.html、「編集長敬白」 http://rail.hobidas.com/blog/natori/archives/2016/08/04/)
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