« Peachは仙台も拠点に、春秋航空は関空を拠点に | Main | 西日本シティ銀行、一定の条件を満たす年金受取者にJRシニア向け割引優待 »

JR北海道、キハ40系も置き換えか?

 JR北海道は2018年度までの5年間に約2600億円をかけて、安全対策の投資を行います。これまで2012~2016年度の5年間に740億円の安全対策の投資を行う予定でしたが、大幅に増やすことになりました。現場社員の提案や緊急性を踏まえたもので、新しい鉄道設備の導入など安全投資に約1200億円、北海道新幹線以外の修繕に約1400億円を投じます。

 安全投資のうち、約390億円は、老朽化した車両の更新です。JR北海道は老朽化したキハ183系を(一部を除いて)置き換える計画を持っています。この計画もパワーアップし、これまでの予定より1年早めて、2017年度までに終えます。0代の34両が対象で、キハ261系に置き換えられます。

 その後に行うのが、普通列車用の新型ディーゼルカーの製造。JR北海道にはローカル線を中心にキハ40系が140両ありますが、こちらも老朽化しているのです。2017年度から2年間で試作車をつくり、2019年度以降に量産し、順次更新します。(全国各地で活躍する)キハ40系はJR東海が全廃に向けて置き換えを始めていますが、それに続く動きとなるようです。2019年度以降は、キハ281系、キハ283系、721系の老朽取り替えに着手します。

 このほか、JR北海道が行う安全投資は、軌道のコンクリート枕木化(2018年度までに札幌-釧路間を完了させます)、新しい総合検測車の運用開始に100億円、橋やトンネルの適切な保全など土木関係に230億円、雪崩や落石の防止柵の設置、踏切設備の保安向上対策に110億円、社員研修センターの新設などに300億円などです。修繕は車両に400億円、軌道、土木に460億円、先送りしていた電気設備や建物の大規模修繕などに540億円をかけます。

(追記)
 経費削減のため、列車のスピードダウン継続や利用が少ない列車の削減も考えているようです。
(参考:北海道新聞ホームページ http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/598056.html、JR北海道ホームページ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150320-1.pdf)

| |

« Peachは仙台も拠点に、春秋航空は関空を拠点に | Main | 西日本シティ銀行、一定の条件を満たす年金受取者にJRシニア向け割引優待 »

鉄道」カテゴリの記事

JR北海道」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference JR北海道、キハ40系も置き換えか?:

« Peachは仙台も拠点に、春秋航空は関空を拠点に | Main | 西日本シティ銀行、一定の条件を満たす年金受取者にJRシニア向け割引優待 »