日高線の復旧に要する費用は数十億円?
以前の記事の続報です。日高線は線路脇の盛り土流出により、鵡川-様似間(116キロ)が運休しています。
この日高線の復旧についてですが、11日に島田JR北海道社長が定例記者会見で明らかにした内容によれば、流出箇所周辺で必要な消波ブロックの設置工事だけでも10億円程度かかるようです。全体では数十億円の規模となり(100億円は超えないようです)、復旧までに2~3年かかります。
島田社長は、JR北海道が単独で負担して復旧させることは無理で、国や地方公共団体に負担を求める考えです。しかし、JR北海道が自前で出すにしろ、国等に負担を求めるにしろ、輸送密度が300人程度の路線に投資する価値はあるのでしょうか? そこから考えていかないといけないレベルの路線です。バスで対応できるレベルの路線をJR北海道に押し付けるということはあってはならず、どうしても鉄道がほしければ北海道や沿線自治体が負担しないといけません。
(参考:北海道新聞ホームページ http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/597597.html、http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/opinion/editorial/2-0024848.html、朝日新聞ホームページ(会員登録要) http://digital.asahi.com/articles/CMTW1503120100001.html?iref=comkiji_txt_end_s_kjid_CMTW1503120100001)
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