東京都、優先して整備すべき路線として5路線を挙げる
国交省の交通政策審議会は2015年度中に新たな整備路線を答申しますが、東京都も優先して整備すべき路線として5路線を挙げました(7~9月ごろに最終報告をまとめます)。2014年5月から有識者とともに検討員会を開いていたのです。
東京都が優先して整備すべき5路線とは、JR東日本羽田アクセス線(東京テレポート・田町・大井町-羽田空港)、東京8号線(豊洲-住吉)、東京12号線(光が丘-大泉学園町)、多摩都市モノレール(町田-多摩センター、上北台-箱根ケ崎)です。ただ簡単にできるわけではなく、整備に向けての課題も盛り込まれています。羽田空港アクセスについては、都心直結線、蒲蒲線、東京モノレールの東京駅乗り入れもありますが、それよりJR東日本羽田アクセス線のほうが優れていると考えたのでしょう。蒲蒲線が選ばれなかったのは、整備主体が未定であること及び財源確保が難しいことなどのようです。
この5路線を含む10路線(蒲蒲線、中央線複々線化、京葉線延伸、エイトライナーが入っているようです)について、東京都は整備効果が見込まれると判断しています。10路線は、JR東日本羽田アクセス線を除いて、2000年の交通政策審議会で取り上げられていましたが(羽田アクセス線は取り上げられていませんでしたが、東京道本線貨物支線の旅客化は取り上げられていました)、今まで着手されていませんでした。
もっとも、交通政策審議会に取り上げられたからと言って、今までがそうであるように、確実に整備されるわけではありません。しかし、今後の新規着工路線となります。取り上げられることが、着手への第一歩となるのです。
(参考:東京新聞ホームページ http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2015030702000120.html、産経ニュース http://www.sankei.com/region/news/150307/rgn1503070006-n1.html、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2015/03/07/246013.html、タビリスホームページ http://tabiris.com/archives/kamakama/)
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