福井駅前商店街振興組合「ヒゲ線」延伸に反対せず、えちぜん鉄道LRV車両
福井鉄道にはJRの福井駅方面にほんの少し伸びる「ヒゲ線」というものがあります。しかし、この「ヒゲ線」、JRとの連絡駅となる福井駅前は、JRの駅から少し離れたところにあります。この「ヒゲ線」を福井駅西口まで延伸するという話がありましたが、地元商店街、福井駅前商店街振興組合はこれまで説明不十分などとして反対し続けていました。
しかし、北陸新幹線開通直後の3月16日、理事会を開き、中心部の活性化に向けての福井市が取り組んでいることに対する成果が見えてきたこと及び福井市と協働して活性化に取り組むほうが商店街にとってもプラスになるという判断から、「ヒゲ線」の延伸に反対しないことを決め、18日に福井市の東村市長に伝えました。長年の課題が解決に向けて進むことになります。喜ばしいことです。
話は変わりますが、福井鉄道とえちぜん鉄道は相互乗り入れに向けての工事が進んでいます。もともとは2014年度中に行う予定だったのですが、事業者間の調整の遅れなどから工事は遅れ、福井県側は2015年度中の乗り入れ開始を目指しています。2016年の春になるようですが。
相互乗り入れに伴い、これまで路面電車区間がないため路面電車車両を持つことがなかったえちぜん鉄道ですが、そのえちぜん鉄道も路面電車車両を持つことになります。そのえちぜん鉄道のLRV(次世代型低床車両)が3月30日、福井市内のえちぜん鉄道車両基地に運ばれました。
車両は丸みがある、2両編成。えちぜん鉄道のイメージカラーのひとつ、黄色を基調としています。1編成の定員は約100人で、座席数は32です。
(参考:福井新聞ホームページ http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/railway/66672.html、http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/railway/67788.html)
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