「房総なのはな号」、「新宿なのはな号」、車内で払えば少し高い運賃
東京と館山など房総半島を結ぶ「房総なのはな号」、新宿と館山などを結ぶ「新宿なのはな号」は、アクアラインを経由するジェイアールバス関東などの高速バス。親会社の「さざなみ」を君津までの通勤特急に追い込んだ交通機関のひとつにもなっています。
その館山方面への高速バスですが、3月14日に「新宿なのはな号」はダイヤ改正を行いました。首都高速中央環状線の全線開通に伴い、新宿-館山間を最短1時間47分で運転します。全席指定席に変更し、早期に購入すると割引になる「早売」を新たに導入します。そのほか、「房総なのはな号」、「新宿なのはな号」共通で利用することのできる定期券も発売します。1か月と3か月の2種類あり、東京駅・新宿駅-館山駅間は通勤が1か月82000円、通学が75000円です。館山駅始発が5:00(東京駅6:56着)、東京駅最終が23:00(館山駅0:58着)と朝から深夜まで使えます。なお、通勤定期はだれでも利用できる持参人式です。
ところで、「房総なのはな号」、「新宿なのはな号」の運賃を見ていると、車内運賃、事前運賃という見慣れないものがあります。事前運賃のほうが車内運賃よりほんの少し安いのです(館山駅の場合、30円)。事前運賃とはあらかじめ窓口やコンビニで購入するか、インターネット決済した場合の運賃です。これに対して車内運賃とは、予約の有無にかかわらず車内で支払った時の運賃です。このような運賃制度をとっているのはほかのジェイアールバス関東の便でもあるようで、ほんの少しとはいえ、運賃に差をつけることにより、事前の購入を促進し、運賃の徴収漏れや車内での運賃徴収の手間を防ぐ狙いがあるのでしょうか?
(参考:ジェイアールバス関東ホームページ http://www.jrbuskanto.co.jp/topics/314.html、http://time.jrbuskanto.co.jp/bk040440.html)
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