六甲ライナーにも新型車両
ポートライナー、六甲ライナーを運営する神戸新交通は、ポートライナーの混雑緩和のため、新車を導入することを決めています。増加する学生需要に対応するため、4月8日から6月までの間の平日、三宮8:53発中埠頭行きを増発します。この臨時列車、車両故障等に備えた予備用の車両を引っ張り出したものであり、車両故障等が発生したときには運行できないこともあります。また、この臨時列車は利用状況により、三宮8:46発中埠頭行きに変更する場合もあります。
そして、もう一つの六甲ライナー。こちらは1990年の開業に合わせて導入された車両を使っていますが(1989年から1997年にかけて製造された1000形、11編成44両)、更新されることになりました。2017年度に1編成、2019~2023年度に2編成ずつの合計11編成44両を製造します。製造は現在走っている車両と同じ川崎重工で、総額約47億円です(税抜き価格)。
車両のデザインは、港町神戸らしく船をイメージしたもの。船らしく、横から見ると下が短い台形となっています。色は緑青を基調としていて、住吉川沿線にふさわしい落ち着いた色彩となっています。アルミ合金製車体で、ワイドボディです。座席配置はクロスシートとロングシートを組み合わせ、座席は1人ずつ区分されています。窓にはロールカーテンが備えられています。防犯カメラを各車両2台設置し、車いすスペースを各車両に1か所設置します。車両の床面高さを下げ、段差を縮小させます。室内扉上部には液晶ディスプレイ式車内案内表示器を各車両2台設置し(1両に扉は1か所なので、左右両方べての扉に設置されることになります)、行先案内やドア開閉案内を行います。言語は日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語対応です。また、床は木目調となっています。
(追記1)
9月24日からの平日、三宮8:53発中埠頭行きの臨時列車の運転を再開しました。大学の後期が始まったのでしょうか?
(追記2)
六甲ライナーの新型車両、3000形は2018年8月31日に営業運転を開始します。
(参考:神戸新交通ホームページ http://www.knt-liner.co.jp/wp/wp-content/uploads/2015/03/d4f39b93fa34e43f2e31b8f0d359c586.pdf、http://www.knt-liner.co.jp/wp/wp-content/uploads/2015/03/6bfa0dd450b4461a479fc36da234fbef.pdf、http://www.knt-liner.co.jp/news/2918/、http://www.knt-liner.co.jp/wp/wp-content/uploads/2018/07/60e75706622fd799cdc580040dc1bef9.pdf、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2015/03/28/247674.html、毎日jp(会員登録要) http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20150405ddlk28040254000c.html、「鉄道ファン」2018年11月号 交友社)
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