京福、JR太秦駅近くに新駅
京福は嵐電北野線帷子ノ辻-常盤間に2016年春、新駅を開業させます。2008年3月に開業した嵐電天神川以来、8年ぶりの新駅となります。
新駅は京都市右京区太秦上ノ段町1の5にあり、JR西日本の嵯峨野線太秦駅から南東に約200メートル、徒歩3分のところにあります。もともと京福の所有する空き地だったところに駅を設置します。2015年秋に着工する予定です。2両編成に対応する、長さ35メートルのホームを線路の両側に2面設け、手すり、スロープや点字誘導ブロックを有するバリアフリー対応の駅となります。建設費は約4000万円です。1日の乗降客数は1000人を見込んでいます。名称は未定で、正式に決定次第、発表されます(仮称は太秦新駅となっています)。
北野線沿線には金閣寺、竜安寺、仁和寺など世界文化遺産にもなっている有名な寺がありますが、アクセスの悪さが問題となっていました。嵯峨野線の駅からすぐのところに新駅をつくることにより、徒歩連絡とはなりますが、新幹線等からのアクセスがしやすくなります。また、東映太秦映画村にも近く、すでにある嵐電嵐山線太秦広隆寺駅とともに観光への拠点となることが期待されています。
(追記)
京福が嵐電北野線帷子ノ辻-常盤間に2016年春の開業を目指している新駅の駅名が「撮影所前」に決まりました。年明けに着工する予定です。
(参考:京都新聞ホームページ http://www.kyoto-np.co.jp/top/article/20150430000166、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/CMTW1505012700001.html、日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXLZO86339090R00C15A5LDA000/、http://www.nikkei.com/article/DGXLZO95063220S5A211C1LDA000/、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2015/05/04/250452.html)
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