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JR東海、新横浜で折り返し訓練

 JR東海は5月28日の23時50分から26時30分までの予定で、新横浜駅構内において異常時を想定した実践訓練を行います。

 これは、自然災害などの異常事態発生に備えて、社員の対応能力、技術レベルを向上させるため、各現場での日々の教育訓練に加えて、定期的に行うものです。今回の想定は、地震により列車が停止し、係員による点検に相当な時間を要するという想定で行います。

 訓練には、東海道新幹線の駅係員、乗務員のほか、沿線の施設、電気関係の現業機関社員など、約140人が参加します。訓練は3つ行います。まずひとつは、駅手前に停止している列車から乗客をはしごを用いて車外へ降車させ、線路脇通路を通って駅まで約200メートル歩かせて誘導するという訓練です。二つ目は、新横浜で折り返し運転することとなった(東京-新横浜間の運行が不能となったという想定です)列車の車内点検や清掃、座席転換の手順を確認するという訓練です。16号車、15号車の2両で訓練を行うようです。最後三つ目は、新横浜駅で折り返し運転を実施するための車両の入換訓練です。上りのホームに停まっている列車を、東京寄りにある渡り線を使って、下り本線に転線させます。その後、新横浜駅下り1番線に入線させるというものです。このような途中駅での折り返し訓練を行うのは、2014年の正月に起きた有楽町付近での火事で、東海道新幹線が大混乱したことの反省から行っているのでしょうか? もちろん、通常と同じことはできないでしょうが、ある程度は新幹線を運行させることができます。
(参考:JR東海ホームページ http://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000026498.pdf)

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Comments

新横浜で折り返した場合、降ろされた乗客をどうやって輸送するかも問題でしょう。
昨年正月の有楽町事故の際も、品川-東京間の在来線に殺到して乗り切れなかったといった事態もあったようです。

横浜線とグリーンラインしかアクセスのない新横浜では問題になるはずです。

Posted by: かにうさぎ | 2015.05.06 09:20 PM

 かにうさぎさん、おはようございます。

* 新横浜で折り返した場合、降ろされた乗客をどうやって

 新横浜で訓練をするだけでどこで折り返すのかはそのときの状況によって異なります。どれだけの便を運行できるかもわかりません。

 数年後には東急と相鉄が結ばれ、新横浜から渋谷に行くことができますし、このまま新大阪以東全面運休になるよりは良いでしょう。

* 昨年正月の有楽町事故の際も、品川-東京間の

 このときは山手線、京浜東北線も一部区間が停まりました。残る路線ではどうやっても無理です。

Posted by: たべちゃん | 2015.05.07 05:43 AM

昨年(今年だったか?)の何月号かは忘れましたが、曽根悟教授が有楽町事故に関して鉄道ジャーナルに「通常と比べて間隔は開くが品川駅で一部でも折り返して、少しの本数でも運転すればよかった。最近の鉄道はトラブル対応が0か100かで中間がない」といった趣旨の寄稿をされていました。もう少し内容を思い出せればよかったんですが、品川で折り返しをしていれば多少はマシになったでしょうか。

Posted by: 日置りん | 2015.05.09 11:26 PM

 日置りんさん、おはようございます。

* 昨年(今年だったか?)の何月号かは忘れましたが、

 実際にはかなり時間が経ってから折り返し運転を始めましたが、その判断が遅かったようです。

Posted by: たべちゃん | 2015.05.10 04:46 AM

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