JR東日本、新型電気式ディーゼルカーを導入
JR東日本の新潟地区、秋田地区等においては、キハ40系という国鉄時代からのディーゼルカーが走っていますが、2017年度から新型ディーゼルカーが走ることになりました。以前にあった話が遅くはなりましたが、実現するようです。
従来のキハ40系は、液体式といわれるもので、トルクコンバータと減速機で動力を伝達しますが、新型ディーゼルカーは電気式。エンジンで発電し、電車と同じ駆動システムで動力を伝達します。ディーゼルエンジンと発電機による電力により、モーターで走行します。電車等で培ってきた技術の採用、共通化により、安全安定輸送と質の高いサービスを提供するのが狙いです。
製造するのは、両運転台の1両編成を19編成(19両)、片運転台の2両編成を22編成(44両)の合計63両。新潟地区は2017~2019年度、秋田地区は2020年度の導入予定です。まず両運転台1両と片運転台2両の3両を2017年度に先行導入し、そのほかの60両は2019年度以降導入します。この新型ディーゼルカーが走るのは、羽越線新津-酒田間、信越線新津-新潟間、米坂線米沢-坂町間、磐越西線会津若松-新津間、津軽線青森-三廐間、五能線東能代-川部間、奥羽線秋田-東能代間、弘前-青森間です。
この新型ディーゼルカーも八戸線に続いて、世界中からの公募調達を行います。日本語と英語で関係書類の掲載がなされ、7月24日16時(日本時間)が参加申込期限です。
今回導入するのは63両ですが、その後も増備する計画です。JR東日本は今回導入する63両を含めて、約150~250両を新造し、既存のディーゼルカーを置き換える予定です。JR東海、JR北海道に続いて、キハ40系が置き換えとなるのでしょうか?
(参考:JR東日本ホームページ http://www.jreast.co.jp/press/2015/20150510.pdf、http://www.jreast.co.jp/order/procurement/pdf/20150519_procurement.pdf)
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