日高線代行バス6月から増発
JR北海道日高線は、厚賀-大狩部間の高波被害により、一部区間が運休したままです。しかも、その復旧には少なくとも4年かかります。そこで、以前にも書いたとおり、JR北海道は6月1日から代行バスを充実させることになりました(これまで札幌からバスと乗務員を送り込んできましたが、ジェイ・アール北海道バスなど地域のバス会社から協力してもらうようになりました)。主な利用者の高校生への影響を小さくするためです。
鵡川-静内間においては、現在上り6本、下り4本の代行バスを運転していますが、6月1日から上り7本、下り8本(学校の始業時刻に合わせて増発される、富川6:27発静内7:45着を含みます)の運行となります。運休前は8往復だったので、かなり近くなりました。通学時間帯を過ぎると昼過ぎまでバスがないという事態はなくなります。夕方の通学時間帯の利便性確保のため4月1日に静内19:30発の便が増発されましたが、これについては放課後のクラブ活動等を考慮してさらに遅らせ、運休前と同じ静内19:58発とします。
静内-様似間においては、現在4往復の代行バスを運転していますが、6月1日から日中の便を増発し、6往復(浦河13:30発様似行きを含みます)の運行となります。運休前は7往復だったので、かなり近くなりました。以前からある4往復はすべてダイヤが変わります。学校の始業時刻に合わせて、静内8:00着の代行バスの到着を早めて7:40着とするとともに、夕方については放課後のクラブ活動等を考慮して遅らせ、運休前と同じ静内20:07発とします。
鉄道がある苫小牧-鵡川間については、代行バスと接続するために夕方以降の鵡川発の列車2本の運転時刻を3~5分遅らせます。
鉄道があること自体が目的ではなく、あくまでも輸送のための手段です。利用者があまりにも少ないので無理に鉄道を残す必要はないですが、地元からの要望に応えて、できる範囲で利便性を向上させることは必要でしょう。
(参考:JR北海道ホームページ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/150514-3.pdf)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
- 「ICOCA」エリア30日間乗り放題で5万円(2025.02.13)
「JR北海道」カテゴリの記事
- 「赤い星」と「青い星」はどこを走るのか?(2025.01.16)
- 2025年3月ダイヤ改正発表(1)(JR北海道)(2024.12.14)
- 稚内から現金専用の券売機がなくなる(2024.11.19)
「バス」カテゴリの記事
- JR西日本、美祢線にBRTを推奨(2025.02.11)
- 広島県、芸備線のバス転換を条件付きで容認か?(2025.02.12)
Comments