山田線宮古-釜石間の開通は2018年度に、部分開通はせず
JR東日本の山田線宮古-釜石間(55.4キロ)は東日本大震災以降、運休しています。
この山田線、三陸鉄道に移管して鉄道として復旧させます。JR東日本が示した復旧スケジュール案では、2016年秋に宮古-豊間根間と鵜住居-釜石間を復旧させ、2017年度に豊間根-吉里吉里間、そして2018年度に残る吉里吉里-鵜住居間を復旧させ、全線で運行を再開させるということでした。しかし、6月12日、岩手県と沿線4市町、三陸鉄道は宮古市内で首長会議を開き、JR東日本に部分開通を繰り返すのではなく、(釜石市などでラグビー・ワールドカップが開催される前の)2018年度までに全線の一括開通を求めることにしました(状況によっては、部分開通の可能性もあるようです)。
なぜ一括開通を求めるのでしょうか? その理由として、(1)CTCや雨量計などの整備に時間がかかり(CTCの整備に3年かかります)、安全が確保できないこと (2)安全装備が未整備なままでは1両編成しか運行できず、朝夕の通学に対応できる柔軟なダイヤを組むことができないこと (3)沿線市町のまちづくりの途中で運行しても利用者が見込めず、三陸鉄道の経営にとっても好ましくないこと などを挙げています。
(参考:朝日新聞ホームページ(会員登録要) http://digital.asahi.com/articles/CMTW1506130300001.html、岩手日報ホームページ http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150613_4)
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