大阪市交通局、リフレッシュ時に路線ごとに車内デザイン一新
大阪市交通局は、大阪市営地下鉄の車内デザインを一新します。
大阪市交通局では、これまで地下鉄車両の寿命を40年とし、その半分の20年を経過した時点で、主要機器などの更新を行っています。そのとき、車内については、新造時の鮮やかさを取り戻す美装化を行うとともに、座席のバケットシート化、手すりの増設などのリフレッシュ改造を行ってきましたが、このたび、乗客にも「楽しく」「喜んでいただけるものを」という観点から、今後リフレッシュ改造するものについて、車内デザインを一新することになりました。131編成中86編成が対象となります。各路線共通のデザインコンセプトは、「明るさ・親しみ・楽しみのある車内」。車体デザインに、路線の特徴、沿線の魅力、路線ごとのカラーイメージを取り入れます。
それでは、各路線ごとに見ていきましょう。まず御堂筋線は連結ドアと床をラインカラーである赤で塗り、座席仕切は、御堂筋のイチョウ並木をイメージした木目柄となっています。乗降ドアはイチョウ並木をイメージした新緑のイチョウ柄です。中央線は、床をラインカラーである緑で塗り、乗降ドアと座席仕切には、海遊館をイメージしてでしょうか、キュートな魚柄が描かれています。路線図をデフォルメした魚です。堺筋線は、連結ドアに動物のシルエットが描かれています。運転席との仕切り戸にも描かれています。ドアはヒョウ柄となっています。開園100周年を迎えた天王寺動物園から来ているのでしょうか? 長堀鶴見緑地線は、吊り手やさや、床を桜色に、乗降ドアには咲き誇る桜が描かれています。大阪城公園の桜でしょうか? 車体の外にも桜色に塗られているところがあります。
一新された車内デザインの車両は、7月下旬ごろから長堀鶴見緑地線で1編成目が走り始め、その後、堺筋線、中央線、御堂筋線、谷町線(デザインの内容は今回は発表されていません)の順で導入します(導入の際には、その都度発表されます)。また、ニュートラムには2016年度に新型車両200系を導入しますが、そのときに子供の笑顔をイメージしたデザインを施します。
(追記1)
余談ですが、堺筋線は当初、大阪天満宮をイメージした「和」のデザインにする予定だったようです。
(追記2)
四つ橋線もデザインを一新します。四つ橋線の名前は、二つの川が交わるところにある4つの橋の愛称、四ツ橋に因んでいます。その4つの橋をモチーフとし、色を四つ橋線らしくブルーにしています。
(参考:大阪市交通局ホームページ http://www.kotsu.city.osaka.lg.jp/general/announce/w_new_info/w_new/list_h27_all/20150625_chukankoshin.html、http://www.kotsu.city.osaka.lg.jp/general/announce/w_new_info/w_new/list_h29_all/20170713_23kei.html、大阪日日新聞ホームページ http://www.nnn.co.jp/dainichi/news/150626/20150626033.html、マイナビニュース http://news.mynavi.jp/news/2015/06/25/808/)
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