神戸市営地下鉄西神・山手線にホームドア、車両も入れ替え
古い話ですが、備忘録として載せます。
神戸市交通局は、2024年度までに西神・山手線全駅にホームドアを設置することを考えています。
全駅に導入するのは後述する車両置き換えにお金がかかるため難しい面がありますが、三宮駅へのホームドア設置は急ぎます。西神・山手線では、ホームからの転落事故が年間十数件発生していますが、その中でも三宮駅は利用者が多いため(1日に約12万人が利用します。西神・山手線利用者全体の約2割を占めます)、転落事故の起きる件数が多いからです。国交省の定める設置基準(1日の乗降客10万人以上)に該当する唯一の駅のため、設置を急ぎます。2015年度から設置工事を始め、2016年度に着工(予定)、2017年度に稼働する予定です。高さが約1.3メートルで、列車の到着に合わせて、車掌が手動で乗降扉部分の開閉を行います。総工費は約3億円ですが、設計費として2015年度当初予算案に約525万円を計上しています。
また、神戸市交通局は、西神・山手線について2015年度から車両の更新を行います。車両の更新は1977年の開業以来初めてで、2022年までに全168両を新しい車両に入れ替えます。事業費は約258億円です。バリアフリー対応のほか、ホームドアの自動開閉ができる車両になるということなので、ホームドアの全駅導入をにらんだものになるようです。
(追記1)
三宮のホームドアは2018年3月3日から稼働します。
(追記2)
神戸市営地下鉄西神・山手線の新型車両、6000形は2018年にデビューします。初年度は2編成を導入します。
(追記3)
6000形の営業運行開始日が2019年2月16日に決まりました。
(参考:産経ニュース http://www.sankei.com/west/news/150221/wst1502210056-n1.html、神戸新聞NEXT http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/201502/0007751504.shtml、https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201801/0010919990.shtml、https://kobe-np.co.jp/news/sougou/201807/0011411730.shtml、https://www.kobe-np.co.jp/news/kobe/201902/0012049593.shtml)
| Permalink | 0
「鉄道」カテゴリの記事
「関西私鉄」カテゴリの記事
- Osaka Metro、阪急、阪神、京阪等、バリアフリーのため10円値上げ(2022.08.11)
- 神戸市営地下鉄、西神車庫を廃止(2022.08.07)
- お菓子が切符に(2022.07.10)
- 東海、北陸、長野、滋賀の中小私鉄は廃止を考えず(2022.05.09)
- 神戸市交通局、2000形は3月中に引退&三宮付近バス110円(2022.03.21)
Comments