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京都市交通局、金曜日の終電延長を試行

 以前の記事で、京都市交通局が終電の延長を検討しているという記事を書きましたが、早速実現することになりました。10月2日からの毎週金曜日、現在の終電の30分後に烏丸・東西両線の上下線各1便(計4便)を増便します。年末年始やお盆は除きますが、祝日の場合でも運行します。概ね3年間の試行で、その後は利用状況を検証したうえで、今後どうするかを考えます。なお、金曜日限定とはいえ、終電を30分延長するのは、1981年の地下鉄開業以来、初めてのことです。終電を延長しても経費がかかり採算は取れませんが(延長にかかる費用は年間約2000万円、金曜日の終電の利用者は約2100人です)、京都市交通局の経営改善が進み、金曜日だけならそれほど大きな問題はないと考えているようです。

 増便するのは、竹田0:10発国際会館0:38着、国際会館0:09発竹田0:37着、太秦天神川0:15発六地蔵0:49着、六地蔵23:58発太秦天神川0:34着で、定期列車の最終便と同様、烏丸・東西両線が交差する烏丸御池で全方向の列車間で乗り継ぎができる、「シンデレラクロス」を実施します。烏丸御池0:25発です。

 この終電延長の試行により、これまで国際会館まで帰るには大阪23:00発の新快速に乗らないといけなかったのが、23:40発で良くなるなど、最大40分遅くても終電に間に合うことになります。

(追記)
 この金曜日の延長された終電、「コトキン・ライナー」の愛称があります。
(参考:京都市交通局ホームページ http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000187312.html、http://www.city.kyoto.lg.jp/kotsu/page/0000188685.html、京都新聞ホームページ http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20150819000132、朝日新聞ホームページ http://www.asahi.com/articles/CMTW1508312700001.html)

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