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近鉄、古い特急車両にも喫煙室

 新幹線や特急列車の禁煙化は進み、タバコが吸えるのは、東海道、山陽、九州新幹線(一部列車を除きます)と寝台列車ぐらいです。

 ところが近鉄の特急には、今なお喫煙車か喫煙コーナー(喫煙室)があります。固定編成の「しまかぜ」、「アーバンライナー」、「伊勢志摩ライナー」には喫煙コーナー(喫煙室)、その他の特急には喫煙車(22600系など一部の車両は喫煙室)があります。2両編成の短い特急でもタバコを吸うことができます。電車でタバコを吸うことが当たり前だった昭和時代ならともかく、今となっては喫煙者に手厚いサービスです。

 ところがこのたび12400系の12401編成に喫煙室を取り付け、7月上旬から営業運転を開始しています。製造から40年近くが経つ古い特急車両にも喫煙室を設けるということは、喫煙車ではなく喫煙室というかたちで喫煙サービスを続けるということでしょうか?

 10年ぐらい前なら喫煙室のサービスも必要だったでしょうが、今となっては「しまかぜ」など固定編成で運用される看板列車ならともかく、汎用の特急列車は全面禁煙と割り切ってもいいのではないでしょうか?
(参考:railf.jp http://railf.jp/news/2015/07/21/164000.html、近鉄ホームページ https://www.ticket.kintetsu.co.jp/web/help/smodevehicle.html)

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Comments

 近鉄特急の喫煙室設置について、特に大人の喫煙者が大阪に多いことの証拠でしょう。観光やアウトドアでは、「タバコを吸う」ことが大阪では権利として容認されている状況です。2時間以上もの電車乗車で喫煙なしでは、愛煙家にとってはきついでしょう。私自身は非喫煙ですし、子供連れの旅行で通路で煙を吸わされるのは痛いですが。
 反対に、JRの在来線特急では、喫煙コーナーもなく、ここ数年盆やGWでさえも、指定席の満席がほとんどない状況が続いています。特急の乗客確保には、分煙も選択肢に入れることが必要なのかもしれません。

Posted by: かずちゃん2015 | 2015.08.08 04:11 PM

>汎用の特急列車は全面禁煙と割り切ってもいいのではないでしょうか?

 喫煙ルームを設置するために16人以上の定員減少になってしまいます。そこまでの減収をしてまで喫煙サービスをする必要があるのか疑問ですね。

 喫煙ルーム付き車両が増えた頃に、「サードハンドスモーク」の影響が声高になったりして、、。

Posted by: ▲ 飛遊人 | 2015.08.08 06:33 PM

 かずちゃん2015さん、こんばんは。

* 2時間以上もの電車乗車で喫煙なしでは、

 「しまかぜ」「アーバンライナー」「伊勢志摩ライナー」のような固定編成ならともかく、汎用特急車が問題なのです。偶数号車は必ず禁煙車ですが、奇数号車は運用によって喫煙になったり禁煙になったりします。タバコの臭いが残っているのに、禁煙車として提供されるのです。

 汎用特急車は短時間の乗車も多く、タバコを吸えないことは受忍の範囲というべきでしょう。喫煙設備にはお金もかかりますし、タダでタバコを吸いたいとは虫が良すぎます。

Posted by: たべちゃん | 2015.08.08 09:19 PM

 ▲ 飛遊人さん、こんばんは。

* 喫煙ルームを設置するために16人以上の

 どうしても車内でタバコを吸いたい人には、それなりのコストを負担してもらわないといけません。

 さて、運賃・特急料金のほかにいくら徴収すればよいでしょうか? 汎用特急車を前提に2両ごとに設置した場合、1000円ぐらいかかりそうです。それでも吸いますか?

Posted by: たべちゃん | 2015.08.08 09:27 PM

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