鹿児島線熊本-川尻間に新駅
JR九州は、鹿児島線熊本-川尻間に新駅を開業する予定です。熊本から3.2キロ、川尻から2.1キロのところにできる新駅は、2016年春に開業する予定です。
その新駅の駅名が決まりました。西熊本といいます。熊本市において2~3月に公募があり、地元からの応募が多かった名前です。550件の応募中、389件を占めました。
新駅は農業試験場跡地を活用した再開発地区にあり、県道熊本港線の南側にできます。場所は熊本市南区刈草一丁目で、高架駅となります。1階に改札口、2階に4両対応のホーム(約85メートル)があります。西側には九州新幹線が並行しています。熊本市が駅前広場や駐車場、JR九州が駅舎を整備します。駅舎は熊本城に因んで、黒を基調にしています。地元の要望で建設する請願駅で、駅舎を含む総事業費は約12.5億円、すべて熊本市が負担しますが、そのうち約3.8億円は国からの交付金です。
実はこの新駅については、1994年に熊本市とJR九州との間で覚書を交わしましたが、採算が合わずに事業化できませんでした。その後、人口が増加して状況が変わり、2013年4月にふたたび覚書を交わしたのです。新駅付近は住宅開発が進み、ショッピングセンター(イオン)もあります。熊本市は1日1200人の乗車を見込んでいます。
(参考:JR九州ホームページ http://www.jrkyushu.co.jp/top_info/pdf/560/H28shinnekimei.pdf、くまにちコム https://kumanichi.com/news/local/main/20150723006.xhtml、レスポンスホームページ http://response.jp/article/2015/07/23/256240.html、日本経済新聞ホームページ http://www.nikkei.com/article/DGXLZO89731480U5A720C1LX0000/、毎日jp http://mainichi.jp/area/kumamoto/news/20150724ddlk43040304000c.html)
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